脳は筋肉と同じです。
使えば使うほど、強くなります。
しかも、年齢は関係ありません。
脳細胞は、1兆個あるといわれています。
その中で大脳の神経細胞は140億個、小脳の神経細胞は100億個です。
脳細胞は、20歳を過ぎれば、年齢とともに減少します。
しかし、細胞の数は減っても、細胞と細胞とがつながっている「ネットワーク」さえ密になれば、むしろ頭の回転はよくなります。
頭の回転の速さとは、脳細胞がつながり合っているネットワークがいかに密になっているかです。
密であるほど、頭の回転はよくなります。
体の筋肉は、年を取るとともに、肉体的な衰えがあります。
脳も脳細胞の減少こそあるものの、脳の神経細胞のネットワークを増やしていけば、むしろ、鍛えることができます。
年を取っているからと、諦めていませんか。
脳に、年齢は関係ありません。
では、そんなネットワークを密にするためには、どうすればいいのでしょうか。
単純なことです。
頭を使う機会を増やすのです。
できるだけ幅広く、頻繁に使う機会があれば、使われている脳細胞のネットワークはどんどん密になります。
実は、先にお話ししました脳細胞の減少は、ささいな特徴があります。
「使わない部分」から減少していくということです。
20歳を過ぎれば、老化により脳細胞が減少し始めますが、脳の衰えが自覚できないのは、使っていない脳細胞の減少だからです。
使っていない脳細胞から減少するのですから、なくなっても、脳に大きな影響はありません。
一方、使われている部分の脳細胞は、なくなることはありません。
脳は幅広く使うほど、たくさんの脳細胞を使うことになります。
脳の老化を抑えることにもなります。
使えば使うほど、脳の神経細胞のネットワークが密になり、頭の回転がよくなります。
頭の回転をよくするためには、まず、脳を使う機会を増やすことです。
たくさん脳を使う機会を増やすことが、頭の回転をよくするコツなのです。