頭の回転が速い人は、パワーの使い方が上手です。
大きなパワーがあるのではなく、パワーを集中させるのが上手です。
虫メガネと同じです。
虫メガネを使って、太陽の光で紙に穴をあけられるのは、日光を一点に集中させているからです。
集中させたとき、暖かい日光が、紙に穴をあけてしまうほどの高熱になります。
頭の回転が速い人も、もともと持っているパワーが特別に大きいわけではなく、一点に集中させるのが上手なのです。
虫メガネのように、一点に集中させて、大きなパワーを発揮します。
では、そんな頭の回転が速い人が実践している、一点に集中させるコツとはどんなものなのでしょうか。
机の上のいらない資料をすべて捨てることです。
頭の回転が速い人の机の上には、いらない資料がありません。
まさに今、行う仕事のために必要な資料だけが、机の上にあります。
パワーを一点に集中させています。
いつか必要になるかもしれない資料は、捨てます。
いつか読むかもしれない本は、いつまで経っても読まないので、捨てます。
読み終わった新聞も、すぐ捨てます。
読み終わって、また読むかもしれない本も、すぐ捨てます。
そういうものは、すべて集中力を散漫にさせてしまいます。
視界に入った瞬間、無意識のうちに考えるため、貴重なパワーが失われます。
頭の回転の速い人の机の上は、きれいになっています。
誰も座っていないのかと思うほど、何も置かれていません。
何も置かれていない机の上に本を一冊置けば、それしかないので、一点に集中できるのです。