私は昔、本を読むのが遅い人間でした。
1冊200ページの本を、1週間くらいかかっていました。
なぜそんなに遅かったのか。
振り返ってみると、最大の理由は、興味関心のない勉強の本を読んでいたことにあります。
嫌いな本は速読できません。
読もうと思っても「面白くない」「読みたくない」という気持ちがブレーキになります。
読みたい本・好きな本・興味関心のある本でなければ、速読は難しい。
高校卒業後の私は、好きな本を買って読み始めるようになりました。
それからだんだん速読ができるようになりました。
速読術を学んだのではありません。
好きな本を読んでいると、自然と身につけることができます。
好きな本は「面白いから速く読みたい」と思います。
「速く読みたい」という気持ちは、効率よく文章を読み取る力になり、速く読む力が鍛えられます。
好きな本ばかり読んでいると、自然と速読ができるようになります。
人が、いつの間にか2本足で立って歩けるように、毎日好きな本を読んでいると、いつの間にか速読ができるようになります。
まず気持ちの問題です。
興味関心のある本を読み続けていれば、いつの間にか速読できるようになるでしょう。
興味関心は、速く読むための起爆剤。
人の潜在的なパワーが発揮されるのです。