車が動くためには、ガソリンが必要です。
脳が動くためには、ガソリンの代わりに「ブドウ糖」が必要です。
脳はブドウ糖を消費して、活動しています。
ブドウ糖を補給しないと、頭のエンジンは回りません。
さて、ここで特に知っていただきたい大切なことがあります。
「脳にブドウ糖をためておくことができない」ということです。
車は、ガソリンタンクに、ガソリンをためておけます。
しかし、脳には、ガソリンタンクはなく、ブドウ糖をためておくことはできません。
このポイントは、重要です。
おなかがすいて元気がないときには、脳も、活動する元気がないと考えましょう。
おなかがすいているときには、脳の活動も停止しています。
ときどき、朝食抜きで学校に行く人がいます。
そういう人に限って、成績もよくありません。
脳にブドウ糖が不足しているので、頭の回転も悪いからです。
当然、勉強にも集中できないのです。
集中力、やる気、元気が出ないのは、個人の問題ではなく、朝食を抜いていることが原因です。
ガソリン抜きで、車を走らせようとしても、走るはずがありません。
朝食抜きは、すでに勉強を放棄していると考えましょう。
勉強するより大切なことは、まず朝食を取ることです。
ブドウ糖という脳のガソリンを補給して、初めて脳は本格的に活動を開始するのです。
社会人にとっても、仕事をする前に大切なことは、朝食を取ることです。
朝食を取るだけで、頭の回転が速くなります。
脳の活動のために、朝食を取るということなのです。