人の脳は、年を重ねるごとに、老化します。
人の脳は、20歳を過ぎれば、1日に10万個の神経細胞が壊れていると言われます。
1日10万個と言えば、膨大な量に感じますが、そうではありません。
もともと脳全体には、140億個もの神経細胞があります。
140億個のうちの10万個は、14万分の1です。
脳全体から見ると、わずかな減少であるため、影響も小さいのです。
それでもやはり、年を重ね続けていけば、次第に影響が出てきます。
積み重なると、山になります。
だんだん物覚えが悪くなったり、頭の回転が悪くなったりするのです。
さて、20歳を過ぎれば、1日10万個ずつ減ると言いましたが、実は生活の状況によります。
脳神経には、弱点があります。
脳神経が弱いのは、ストレスです。
ストレスがかかると、脳の神経細胞がダメージを受け、減少速度が速くなります。
ストレスの多い生活をしていると、脳に損傷を受けやすくなるため、ぼけやすくなるのです。
つまり「嫌いなことはしないほうがいい」ということです。
嫌いなことをしていると、脳は大きなストレスを受け、ぼけやすくなるのです。
「我慢が大切」と言いますが、脳に悪い習慣です。
我慢は、必要なときだけ、最小限に抑えましょう。
健康のためにも、嫌いなことを避け、好きなことをするのが一番です。
好きなことをするのが、健康につながる特効薬なのです。