ストレスをためる人は、人を見たときに「競争するぞ」と意気込みます。
意気込むのはいいのですが「競争」というのが、引っかかります。
相手をコテンパンに負かすことで、快感を得ようとしているのです。
自分の勝利が、あらかじめわかっています。
いじめは、その一種です。
必ず自分が勝つとわかっていることだけをやっています。
自分より弱い相手を見つけ、必ず自分が勝つことができるからと、弱いものをいじめます。
たちが悪いのです。
もちろん勝つ側は気持ちいいことでしょう。
しかし、いじめられる側は、大変な思いをします。
いい思いをするのは、勝つ側だけに偏ります。
こういう人は、人から嫌われ、避けられるようになり、さらに寂しい思いをする悪循環になります。
いい思いをしたいがために、さらに弱いものをいじめて自分だけいい思いをしようとします。
ストレスをためない人は、弱いものこそ助けようとします。
助けて笑顔になってくれることに、喜びを感じて、嬉しくなります。
助けられた側も、助けてもらっているのですから、もちろん嬉しくなります。
いじめは勝つ側だけしか、いい思いをしませんが、協力は助ける側も助けられる側も嬉しくなります。
これを続けていくと、さらによいことがおきます。
協力してくれるあなたに対して印象がよくなり、たくさんの人から話しかけられたり、友人が増えたりしていきます。
すると、今度はあなたが助けられることになるでしょう。
いじめる側より、助ける側のほうが、絶対にかっこいいのです。
協力のほうが、ストレスが小さくなります。
むしろ協力は、ストレスを増やすどころか、減らす生き方です。
お互いにとってプラスになる協力に生きる人が、ストレスが少なくて、ためない人なのです。