大きな仕事を任されたとき、ストレスをためやすい人は、自分一人で乗り切ろうとします。
「我慢」「忍耐」「辛抱」という言葉が大好きです。
眉間にしわが寄っている状態が、頑張っている状態だと思います。
評価され「そういう人間にならなければ!」と意気込みます。
しかし、この考え方で本当に何でも乗り切れるのでしょうか。
人間には限界があります。
100キロのバーベルは、筋力を鍛えればいつか持ち上げられる日がくることでしょう。
しかし、1トンものバーベルになれば、人間が持てる限界を超えています。
どんなに筋トレをしたところで、不可能です。
我慢、忍耐、辛抱が好きな人は、できないことをいつまで経っても、1人でやろうとします。
だから成長が停滞します。
ストレスもたまる一方です。
自分一人では、どうしようもないという世界があるのです。
こういうときには、ほかの人からの協力を求め、一緒に持ち上げればいいのです。
1人個人の力は小さくても、協力すれば、1トンものバーベルを持ち上げられるようになります。
そのほうが結果としてストレスも小さくなります。
100キロのバーベルも、1人の人間が筋力を鍛えて持ち上げようとしなくても、3人で協力すればすぐ解決できることです。
早くて、ストレスが少なくなる解決法は「我慢」より「協力」です。