失敗する経営では、社長が何でもしたがるといいます。
社長というくらいですから、知識も能力も優れていることでしょう。
平均以上の能力を持ち、自分がやれば、たいていのことができてしまいます。
往々にして、そこが落とし穴です。
すべてを自分で抱え、全部をしようとするから、時間がなくなります。
自分の時間がなくなれば、心の余裕がなくなります。
新しい発想を練る時間や、経営を考える時間もなくなります。
経営が、停滞してしまうのです。
頭の使い方が上手な人は「システムの自動化」を目指します。
自分がいなくても問題なく回るシステムを作り、ほうっておいても作業が進んでいくサイクルを構築します。
自分の時間を確保でき、新しい構想を練る時間を確保できます。
大局から眺める視点や余裕を保てます。
すべてを自分でやろうとしないことです。
任せられる仕事は、できるかぎりほかの人に任せましょう。
自分がいなくても、問題なく仕事が進んでいくシステムの自動化を構築する人が、成功します。
自動化を目指すことが、成功への道です。