あなたが落ち込んでいるのは「ありがとう」が足りないからではありませんか。
ありがとうが足りないと、当たり前の幸せに気づけなくなります。
考えることは「もっともっと」という欲ばかり。
ありがとうが日常から減っていくと「感謝」より「欲」のほうが大きくなります。
欲ばかり追いかけているから、恵まれていることより、不足していることに注意が向いてしまい、落ち込みやすい体質になります。
落ち込むのは、自分の欲中心で動いているときです。
自分の思いどおりにいかないから、落ち込むのです。
落ち込むことを直そうと考えるのではなく、そもそも落ち込みやすい根本的原因から、改善しなくてはいけません。
往々にして、その根本的原因のほとんどが「感謝が足りない」というところにあります。
偉そうなことを言っているのではありません。
事実として、この世に存在することすべては、愛そのものです。
初めからすでにある幸せに気づいて感謝をすれば、お礼や感謝の言葉しか出なくなります。
地球が回っていること、朝がきて夜がくること、水が飲めること、手足が自由に動けること、言葉が自由に話せること。
これらはどれも当たり前すぎて、ありがとうとお礼を言うほどのことではありません。
しかし、そのおかげで今の自分が生きているという事実に気づかないといけないのです。
どれか1つでもかけてしまえば、もう自分は生きていけなくなってしまうのですから。
失礼ですが、あなたは神社へお参りに行ったとき、神様にどんな言葉をかけますか。
「もっとお金が貯まりますように……」
「今年こそすてきな恋人ができますように……」
それがいけないのです。
それが欲なのです。
自分のことばかりしか考えていない。
自分さえよければいいと思っているのです。
神社にお参りに行くことは「感謝をしに行く」ということです。
「神様、ありがとうございます」
「健康でいられて、ありがたい。どうもありがとうございます」
「素晴らしい家族を恵んでくれて、ありがとうございます」
「おかげさまで五体満足です。ありがとうございます」
すでに今ある幸せに対する感謝を言うことが必要です。
そのおかげで、今の自分があるのですから、まず神様に対して口にする言葉は、恵まれている幸せへの感謝です。
落ち込みやすい人に限って、願いばかりを言っています。
願いばかりを口にする人は、今の感謝を忘れて「もっともっと」という欲の世界で生きている人です。
対立が増え、喧嘩も増え、なかなか思いどおりにいかないから、落ち込みやすくなるのです。
失礼ですが、あなたが神社でお参りしたとき、神様へ向かって口にする言葉を、素直に振り返ってみましょう。
願いを口にしていますか。
それとも、感謝を口にしていますか。