落ち込んでいるときには、音楽を聴くと回復に向かいます。
私は落ち込んだときには、いつも音楽を聴いて元気を取り戻すタイプですが、効果のある音楽を分けると2通りにわかれます。
その2通りも、まったく正反対の音楽です。
どちらの曲を聴くかは、そのときの気分しだいによります。
元気を出すために、明るく元気のある曲を聴いて気分を高めるのは、いうまでもありませんね。
元気な曲を聴いて、心も元気にさせる方法です。
しかし、意外なことに、暗く悲しい曲を聴くことも効果があります。
私は落ち込んだとき、バッハの『G線上のアリア』という曲をよく聴きます。
哀愁が漂うメロディーですが、不思議と心が落ち着くのです。
元気が出るより、不安定な心が安定します。
心理学では、心が暗くなっているときには、同じように暗い曲を聴くことで「同調効果」が生まれ、心は安定するといいます。
心が暗いときに無理をして明るい曲を聴くとギャップが生まれ、そのギャップが違和感につながります。
あえて、暗い気分のときに暗い曲を聴くと、心と音楽が合い、落ち着くのです。
落ち込んだときに元気のある曲を聴くこともいいのですが、逆に暗い気分のときには暗い曲を聴いてみてはどうでしょうか。
元気が出るわけではありませんが、心はとても落ち着いてきます。