つらい過去があるとき、あなたはどうしますか。
「タイムマシンがあれば、昔へ戻って、過去を変えたい」
そう思う気持ちもわかりますが、今の科学技術では、過去へ戻りようがありません。
過去そのものを変えることはできませんが、過去の印象を変えることならできます。
タイムマシンを使わなくても、現実にいながらにして過去への印象なら、いかようにも変えることができます。
受け止め方を変えてしまえばいいのです。
落ち込まないコツは、常に「受け止め方」にポイントがあることを覚えておきましょう。
受け止め方を変えれば、過去の印象までも変わってしまいます。
では、過去への受け止め方を変える魔法の言葉を紹介します。
「これでよかった」という言葉です。
私は今、この言葉が口癖になっています。
マイナスの過去を、プラスに変えるための言葉です。
すべての過去を「これでよかった」と考えると、リバーシのように「黒い過去」が「白い過去」へと変わります。
今の自分がいるのは、過去があってのおかげですから、過去に感謝するしかありません。
私がたくさんの文章を書けるのは、過去があるからです。
楽しいことや嬉しいことだけでなく、悲しいことつらいこと、思い出したくもない過去があるおかげで今の私がいるのです。
そう思おうとするのではなく、そうとしか思えないのです。
つらい過去がなくて、なぜこれほど文章が書けるでしょうか。
すべては過去のおかげです。
すべての過去がつながっていて、その最先端に、現在の私がいます。
落ち込む経験は、そのときはつらい経験かもしれませんが、後から考えるとよい経験になっているのです。