私はこれまで、落ち込みやすい人と接することが何度もありました。
落ち込みやすい人と接していると、共通してある特徴を持っていることに気づきました。
「不足ばかりを考える」という癖です。
いつも「ない、ない」が口癖になっています。
「お金がない」
「彼氏がいない」
「愛が足りない」
「私は恵まれていない」
私はこういう人のことを「ないない星人」と呼んでいます。
ないない星からやってきて、口にする宇宙言葉は「ないない」という言葉です。
意味がわかりませんが、いつもないないと不足ばかりを口にしているので、元気がありません。
しかし、いつも元気がない割に「ないない」という言葉だけは、元気よく口にすることが特徴です。
足りないことばかりを考えているから、落ち込みやすくなるのは当然です。
現実をマイナスへと受け止めているからです。
あなたも同じことになっていませんか。
考えることは「不足」ではなく「満たされていること」です。
実際に不足していることがあっても、あえてそちらには目を向けません。
見ようと思っても見ないようにしましょう。
では、どこを見るのかというと、満たされていることを見るのです。
「友人がいる」
「家がある」
「家族がいる」
「健康である」
「五体満足だ」
「まだまだ時間はある」
「今日がダメなら、明日がある」
すでに手にしている幸せを考えるとき、元気が出てきます。
現実をプラスへ受け止めようとするからです。
落ち込みやすい人は、今すでに手にしている幸せに目を向けません。
不足ばかりを見ようとしています。
そこがいけないのです。
本当は、満たされていることを見ないといけない。
普段当たり前だと思っていることを「ありがたい」という言葉で感謝に気づくことが大切なのです。