あなたはトイレに行って、濡らした洗面台をそのままにして出てきていませんか。
次に使う人のために、洗面台をきれいに拭いていますか。
びしょびしょに濡れた洗面台は、次に使う人に悪い気持ちを与えます。
誰でもきれいな洗面台のほうが、気持ちいいものです。
清潔感があり、気持ちよく手を洗えます。
汚したまま出てくることが、悪い空気を作ってしまうのです。
次に使う人のことを考えて、きれいに整えてから、トイレから出ることです。
汚いままにしていると、その悪い空気が次の人に伝わります。
汚くなったままの洗面台は、一度汚れるとどんどん汚れます。
悪い空気が出来上がり、誰も掃除しようと思わなくなるからです。
トイレの中の状態は、誰も気にしないようで、実は見ている人は見ています。
「彼がトイレを使った後は、いつも洗面台が汚い」
ささいなことから、あなたへの印象に影響を与えます。
トイレでどう行動しているのか直接見ていなくても、使った後の状態を見れば、その人の心の状態が見えてきます。
こうした一見何でもないところに、あなたの品が表れます。
「これくらいは誰も気にしない」と思うかもしれませんが、そう思っていることは、品が失われつつある状態です。