公開日:2008年4月12日
執筆者:水口貴博

気が利く人になる30の方法

  • 人に喜んでもらうために、
    気が利く人になろう。
気が利く人になる30の方法

人に喜んでもらうために、気が利く人になろう。

私の知り合いに、モテる女性がいます。
顔も普通。
スタイルも普通。

まずは、受け身が大切。

「気が利く人になりたいけど、どうしていいかわからない」
おそらくほとんどの人が、そう感じることでしょう。
当然のことです。

気の利いたサービスを受けたとき、メモに残す習慣を身につける。

私の手帳には、最後のページに特別なメモをしています。
気の利いた行動です。
実際に恩師や上司からされた「気の利いた行動」をメモにして、たくさん蓄積しています。

ゲーム感覚でもいい。
相手がしてほしいことを推察しよう。

「気が利く」とは「相手の気持ちがわかる」ということです。
喉が渇いていたときに「お茶をどうぞ」とお茶を持ってきてもらえると「気が利くな」と思います。
相手に喜んでもらうために「何をしてほしい」と直接聞くのは、芸がありません。

大変そうな人を見て「大変そうですね」と話しかけるだけでいい。

昔のことで、なぜ叱られたのかは忘れてしまいました。
私が、高校2年のときです。
あるミスのため、みんなの前で先生にひどく叱られたことがありました。

当たり前の言葉をかけるだけでいい。

いつも会社の始業30分前に来ている人が、ある日、ぎりぎりの時間で出社しました。
「今日は何かあったのかな」と、誰もが思います。
しかし、心の中で思うだけで、言葉にする人はいません。

花粉症で困っている人に、そっとティッシュを差し出す。

私が花粉症で、くしゃみを何度もしていたときのことです。
仕事で確認しなければいけない資料が机の上にあるので、下を向きます。
下を向くと鼻水がだらだら出そうになるので、すぐ少し上を向きます。

立場を交代すると、相手の気持ちがわかるようになる。

一般的に家庭内には「父としての役目、母としての役目」というのがあります。
「これは父がするものだ。これは母がするものだ」という取り決めです。
しかし、これはあってないようなものです。

いきなり相手の立場になるのではなく、まずお手伝いから始めればいい。

「立場を交代する」というのは、気の利いた人になるために必要なポイントです。
たとえば、父が母の立場になり、母が父の立場になります。
すると、父は母の子育ての難しさを理解し、母は仕事のストレスがどれだけ大変かがわかるようになります。

気の利く人になることは、連想ゲームの達人になること。

気の利く人になることは、連想ゲームの達人になることです。
ある結果があったとき、さまざまな原因を連想します。
その原因の解決を、先に発言や行動をすればいいのです。

むかつく人との出会いは、自分の器を大きくするチャンス。

むかつく人との出会いは、成長できるチャンスです。
「何てひどい人なんだろう」
「最低。あり得ない」

気の利く人は、誕生日前にプレゼントを贈る。

気が利く人になるためには、プレゼントは欠かせません。
親の誕生日のプレゼント、友人の誕生日プレゼントなど、年間を通してプレゼントをする機会はたくさんありますね。
誕生日にプレゼントをすると「覚えてくれていたんだね。さすがだね。気が利くね」と喜んでもらえます。

「気が利く」とは、少し早めに行動すること。

気が利く人には「予定より少し早く」という習慣が身についています。
予定より1つ早く行動すれば、おのずから「気の利く行動になる」と言っても過言ではありません。
ミスや間違いを防ぎ、事故を減らします。

ささいなことや情報の積み重ねが、大きな仕事の土台になる。

仕事をするときには「報告・連絡・相談」が大切です。
いわゆる「ホウレンソウ(報・連・相)」です。
よくありがちなことですが、仕事で重要な情報は、誰もが上司へホウレンソウします。

言いにくい言葉を言えるのが、本当の友人。

ある日の電車でのことです。
隣り合わせた女性2人のこんな会話を耳にしました。
「相談があるんだけど。内緒だよ。実は○○さん、わきがだと思うの」

気が利く人は、料理の取り分けを積極的にする。

仕事の打ち合わせで、クライアントと一緒に食事に行くことがあります。
特に中華料理では、お決まりの光景です。
大皿1つに大きな料理が出て、小皿で分けるというシチュエーションはよくあることです。

誰もが嫌がるエレベーターのボタンを、押す人になろう。

エレベーターで面倒なのは、ボタン押しです。
デパートで1階から乗り、最上階の展望レストランまで上がろうとすると、途中の階で何度もエレベーターが止まります。
通常、ボタンの前に立つ人が、ドアの開け閉めをしなければいけません。

手伝う人が、手伝われる。

誰も手伝ってくれないと愚痴を言う人は、誰かを手助けしていない人です。
誰に対しても手伝おうとしないので「助けてあげよう」という気持ちになってもらえないのです。
冷たい人には、冷たく接してしまいます。

気の利かない人は、だらだら長いのがかっこいいと思っている。

何でも、だらだら長い人がいます。
・説教をだらだら話す人
・雑談をいつまでもだらだら話す人

見えないところは、どうやって褒めていけばいいのか。

私たちが褒めるとき「見えるところ」にフォーカスを当てるのが一般的です。
たとえば、体型・髪型・持ち物です。
「スリムですね」

気の利く人は、残らないプレゼントを贈る。

年間を通して、プレゼントを贈ったり、受け取ったりする機会は多くあります。
父の日、母の日、敬老の日、友人の誕生日。
まだまだあります。

気の利かない人は、クレームを人に言わせる。
気の利く人は、クレームを自分で言う。

気の利かない人は、クレームを自分で言いません。
他人に言わせます。
クレームを言うのは、面倒だからです。

気の利く人は、次の人のことを考える。

トイレの洗面台を使ったら、きれいにしてから出るのがマナーです。
次に洗面台を使う人が気持ちよく使えるように、きれいにしてからトイレを出ます。
特に公共のトイレでは、そういう意識が大切です。

思いやりのある人間社会の土台は、気を利かせ合うこと。

気の利く行動のためには、大前提として「余裕」が必要です。
余裕がなければ、気の利く行動をするお金も時間も体力もありません。
気の利く行動をするためには、最初のステップとして「余裕」を作ることがポイントです。

相手のことを考えて「まとめて一緒に」という習慣を身につけよう。

気の利く人は「まとめて一緒に」という習慣を身につけています。
自分の用事で行動するときに、相手の用事も一緒にできないかと考えるのです。
たとえば、友人と2人でカジュアルなレストランへ食事に行ったとします。

謝らないと、禁煙席に座れない?

今は、飽食の時代です。
食べるものに困っていた戦後の時代とは違い、食べ物があふれる時代となりました。
昔は、食事があれば十分でしたが、今ではどのレストランも、質の高い料理を、素早く提供することができるようになりました。

気が利く人は、わざと負ける。

気が利く人は、負け上手です。
負けることで、人間関係の歯車がうまく噛み合うことを知っています。
会社の付き合いで、上司と一緒にゴルフに出かけることがあります。

気を利かせて、バックアップを取っておく。

私が会社に入社して、間もないころです。
同じ職場に、冨本とみもとさんという先輩がいました。
10歳ほど年上で、単身赴任で大阪から来ていました。

気の利く人は、予備の傘を会社に置いている。

気の利く人は、傘をあえて会社に1本置いています。
その傘は、予備の傘です。
会社に予備の傘を1本置いていると、さまざまな場面で役立つからです。

気を利いた行動をする人が1人いれば、どんどん増えていく。

私が気を利かした行動をしようと思い始めたのは、友人の気の利いた行動に何度も助けられた経験があるからです。
親に助けられ、恩師に助けられ、友人、先輩、同僚、後輩に助けられました。
嬉しくなれば、何か自分もお返しできないかと考えます。

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