執筆者:水口貴博

空気が読める人になる30の方法

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空気が読めないと、いつの間にか人に迷惑をかけてしまう。

空気が読めないと、いつの間にか人に迷惑をかけてしまう。 | 空気が読める人になる30の方法

今回のテーマは、私の恥ずかしい経験から誕生しました。

顔から火が出るほどの経験です。

書くなといわれても、書きたいと思ってしまうくらい、恥ずかしいことがあり、忘れないうちに急いで筆を握っています。

先日、私の父が東京に遊びにきたときのことです。

山手線の電車の中、父と日常的な会話をしていました。

何が恥ずかしいのかというと、父の「声の大きさ」です。

それはもう大きな声で話します。

電車の中ですから、公共の場です。

周りに知らない人たちがたくさんいます。

当然ですが、周りに迷惑をかけないよう、マナーを守ることが必要です。

そんなとき、父はオペラ歌手のように大きな声で、私に話しかけてきます。

「東京は人が多くて、押しつぶされそう。

お父さんが若いころは、あれやこれや。

最近の日本は、かくかくしかじか」。

父は久しぶりに息子に会えたことが、よほど嬉しかったのか、いつもよりたくさん話をしてくれます。

それはそれで嬉しいのですが、とりあえずもう少し声を小さくして話をしてくれないかな、と思いました。

車両に響き渡るほどの大声です。

耳を閉じても、聞こえてくるくらい。

もしかしたら、隣の車両まで聞こえているのではないかというくらいです。

田舎から出てきたことが、ばればれ。

周りの乗客は「もう少し静かにしてくれよ」という顔で、ちらちらこちらを見る。

冷たい視線がまぶしい。

それに、父はまったく気づいていない。

父の話の内容は、面白くていいのですが、とにかく声が大きすぎる。

私は抑えきれず「もう少し声を小さくして、話してくれない?」と、お願いしました。

「よし、わかった」という父は、その後も相変わらず大きな声でしゃべり「全然わかってないじゃん」と思う私。

そんなとき「ついに父も、オヤジになったか……」と、思ったほどです。

実際に、本当にあった出来事です。

「空気を読む」ということが大切だとわかっていても、具体的に「ではどうすればいいのか」という疑問を持つ人が多いようです。

「空気を読む」という表現は、たしかに抽象的です。

大切ということはわかるけれど、実際にどうすればいいのかわからない人が多いようです。

この本は、自分で書きながら「私の父にも読ませてあげたい」と本気で思ってしまった内容です。

私の父だけでなく、あなたにも、あなたの友人にも役立つ内容です。

人間から品性を取れば、ただのオヤジになります。

周りの空気を読みながら、雰囲気に溶け込める人になることが、大切なのです。

空気が読める人になる方法(1)
  • 空気が読める人になる。
男性が年を取れば「紳士」と「オヤジ」の2通りにわかれる。

空気が読める人になる30の方法

  1. 空気が読めないと、いつの間にか人に迷惑をかけてしまう。
  2. 男性が年を取れば「紳士」と「オヤジ」の2通りにわかれる。
  3. 声の大きさを調整できるようになろう。
  4. 言葉のオウム返しを、習慣にしよう。
  5. 携帯の着信音は、雰囲気を壊しやすいと心得る。
  6. 遠慮は、しないほうがいい。
  7. 遅刻によって、空気が壊れる。
  8. いきなり話しかけない。
    クッション言葉から入ろう。
  9. 言いたいことがあっても、言いにくい雰囲気では発言できなくなる。
  10. 1回の話が長いと、空気が悪くなる。
  11. 初対面では、すぐ年齢を聞かないこと。
  12. ポケットに手を入れ、足組みをしながら話をしないこと。
  13. 「自分は見られている」という意識、忘れていませんか。
  14. 話し合いでは、空気が命。
  15. 真剣に学びたい習い事ほど、1人で参加しよう。
  16. 食べきれない食事を食べろと強要すると、空気が悪くなる。
  17. 相手の表情には、無言のメッセージが含まれる。
  18. アルコールが飲めないからとはいえ、拒否をしない。
  19. ひそひそ話を、大声で話さない。
  20. 披露宴では、早めに到着すると、たくさんの得がある。
  21. 「早くして!」せかしすぎると、余計に遅くなる。
  22. 携帯電話の魔法にかかってしまうと、周りが見えなくなってしまう。
  23. はじめの一声があるかないかによって、空気が決まる。
  24. 自慢話をすると、空気が悪くなる。
    失敗談を話すと、空気がよくなる。
  25. オヤジはいつでもどこでもネクタイを緩める。
  26. 濡らした洗面台を、きれいにしてから出よう。
  27. 忙しくなればなるほど、空気が読めなくなる。
  28. 「尊敬=説教」と、勘違いをしない。
  29. 喫煙者に、もの申す!タバコを吸わない人のこと、考えていますか。
  30. モテる人は、お手伝いというプレゼントをする。

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