一度しかない人生、あなたならどういう人生を歩みたいですか。
・人から好かれる人生
・人から嫌われる人生
人から好かれると聞くと「自分が好かれればそれでいい」という自分中心の考え方のように聞こえます。
若いころは、自我が強いですから、つい自分中心で行動してしまいます。
自分中心に行動した経験があればすぐ理解できますが、自分中心に行動していても、人から好かれません。
美しく生きている人は、奪うことを自分の楽しみとはしません。
奪うことに楽しみを感じている人は、人から嫌われます。
相手から、時間を奪い、物を奪い、恋人を奪い、愛を奪う人を、誰が好きになるでしょうか。
「人から好かれたい。どうすればいい。すごい人になれば、人から好かれるはずだ!」
私たちは、この一言のために、たくさんの過ちを繰り返します。
お金持ち、高い地位、素晴らしい名誉、広い土地。
「すごい人にならなければいけない!」
そんな夢を追いかけて、生きていませんか。
すごい人になるために、友人、仕事、お金を追いかけていませんか。
私が以前に、サンフランシスコへ旅行をしたときのことです。
ある広場に観光に行ったとき、ちょうどダンスの発表会のようなイベントがありました。
歩き疲れていた私は、椅子に座って、昼食を取りながら、そのダンスの発表会を見学していました。
人から好かれる人になるためには「与える人になること」がポイントです。
今の自分が与えられることを考えてみましょう。
こういうことを言うと、すぐ「お金」「プレゼント」という物質ばかりを考える人がいますが、そうではありません。
「ありがとう」という言葉は、お世話になったとき、相手に述べる感謝の言葉です。
相手への言葉ではありますが、実は自分に対しても、話しかける言葉でもあります。
「気にかけてもらえたよ。よかったね」
現実の世界では、顔の汚れは鏡を見ればすぐわかります。
「おや。こんなところにごみがついている。汚れている」
わかれば、すぐ対処できますね。
人間関係をよくするために、誕生日を上手に活用しましょう。
記念日は人間関係をよくするためにあります。
誕生日をほったらかしにすることは、せっかく友人と仲良くなるチャンスを捨てているようなものです。
人間関係をよくするためには、会話は大切なポイントです。
友人と楽しい会話をしようというのは、言うまでもありませんね。
しかし、毎日、友人と話していると、だんだんネタが尽きてくるということはありませんか。
「いつか、しなければならない」
「いつか、お礼を言わないと」
「いつか、トライできればいいな」
私は昔から、レストランで間違えたメニューが出てきても、いらいらすることがありません。
「まあいいや」と考える癖があるからです。
レストランでホットケーキを頼んだのに、店員の人が注文を聞き間違えて、まったく異なる料理を出してくることがあります。
人から好かれる人になるためには、感謝をする人になることです。
感謝をすれば、人相がよくなり、性格が穏やかになり、人との対立がなくなります。
しかし、誤解してほしくないのは、感謝を大げさに考えないでほしいということです。
苦しいこと、悔しいことを考えていると、眉間にしわが寄ります。
眉間にしわが寄ると、表情が硬くなり、怖い顔になります。
いわゆる「人相が悪くなる」という状態です。
「生まれつき怖い顔をしているため損をしています。どうすればいいですか」
以前、こんな悩みを受けたことがあります。
人の顔はそれぞれですが、生まれつき怖い顔をしている人も少なくありません。
キレる人が人から避けられるのは、言うまでもないことです。
キレる人が嫌われるのは、怖いからだけではありません。
自分で自分の感情をコントロールできない人に見えてしまうから、怖くて近寄れないのです。
いらいらする人には、共通点があります。
視野が狭いのです。
「今しか見ていない」ということです。
瞑想と聞いて、どのような印象を持ちますか。
暗い、陰気、危ない、寂しい。
私も昔は、瞑想とは仏道の人だけが行うものだと思っていました。
私たちは、すべてが1つです。
日本とアメリカは別々の国に見えますが、海の下では、しっかりつながっています。
森にはたくさんの木がありますが、根っこでは、土を通してすべてつながっています。
身なりとはいえ、実にさまざまです。
しかし、すべての人に共通する、好かれる身なりというのがあります。
「清潔感のある身なり」です。
嘘には、波及効果があります。
1つでも嘘をついていることがわかると「ほかにも嘘をついていることがあるのでは?」と不安になります。
嘘をついてしまうと、その人の言葉一つ一つが軽くなり、話を真剣に聞いてもらえなくなります。
私は執筆をするようになってから、失敗をすると無性に嬉しくなってしまうようになりました。
書くネタができるからです。
「やった!」と喜んでしまい、にやにやしてしまいます。
人から好かれたければ、まず自分から相手を好きになることです。
人に好かれたいと願いながら、自分は相手のことを嫌いである矛盾した状態があります。
好かれたければ、当然ながら、まず自分から相手のことを好きになることです。
あなたが友人に「すごい、素晴らしい」と褒めれば、その友人から好かれるようになります。
あなたが褒められると嬉しいように、相手も褒められると嬉しくなるからです。
「褒める」ということは、言い換えれば「相手を認める」と言うことです。
数学の授業のときに「この問題、わかる人?」と先生が問いかけたときに「はい!」と手を挙げる人はかっこよく映ります。
みんなの見つめる黒板に立ち、チョークで書いて発表することは、勇気が必要です。
結果として、問題を間違え、みんなに笑われ、恥をかいてしまうかもしれません。
元気があるときには上を向き、ないときには下を向いてしまいます。
人間の心理状態が現れた、当たり前の行動です。
しかし、気持ちに流されたままの態度では、周りの人へも伝わっていき、話しかけにくい雰囲気となります。
「うん」
「それでそれで!」
「なるほど、そうだね」
人から好かれようとして、八方美人になる人がいます。
一見すると、八方に笑顔を振りまき、みんなから愛されているように思えます。
しかし、実は、嫌われたくないから他人の意見に合わせているだけです。
人を好きになるには、受けた恩を思い出して感謝していくことです。
自分が1人で生きているのではなく、支えられて生きている現実に気づいたり思い出したりして、感謝していきます。
人から好かれる人になるコツは、まず自分から人を好きになることが大切です。