仕事を速く、完璧にこなすための重要なポイントは、全世界すべての人に共通します。
あっけない一言ですが、重要なポイントです。
それが「メモを取ること」です。
メモを取ることは、誰でも簡単にできることです。
する人としない人とでは天と地の差があり、その後の成長まで大きく変えてしまう習慣です。
メモは、一度記録すれば消しゴムで消さないかぎり残り続けます。
覚えることにエネルギーを使わないことです。
仕事のできない人は、自分は頭がいいと過信し、メモを取らないことがあります。
記憶力に自信がある人ほど、自分は頭がいいと思い込み、メモを取ろうとせず、頭で覚えようとします。
記憶にエネルギーを使うと、ほかにエネルギーが回らなくなります。
しばらくして「あれ、なんだったかな」とど忘れして、再び同じ質問をすることになる。
記憶はすぐ消えてしまいますが、記録は一生消えません。
本当は、頭のいい人ほど記録に頼ろうとします。
こまめにメモして、頭で覚えようとしません。
人間の記憶は一時的なものです。
忘れるようにできているほどですから、頭で覚えてはいけない。
一方、メモを取れば、二度と消えない記録を作ることになります。
メモさえ取れば、忘れても思い出せ、上司に尋ねることを繰り返す必要はありません。
メモの記録は正確です。
人間の記憶は、時間が経つにつれて変化することもありますが、記録は媒体が安全であるかぎり、変化することはありません。
仕事を早く完璧にこなすための大切なポイントです。
またメモを取っていると、相手にも好印象です。
メモを一生懸命にとっていると、頑張っている姿に映り、その人の評価が上がりやすくなります。
話をする側も気分がよくなり、余分な一言も言ってしまいます。
往々にして、その余分な一言が、相手には大切な一言であったりします。
そうしたところで、メモを取る人と取らない人とで差ができます。
手を動かして書くことで、同時に強く記憶にも残るのです。