仕事のスピードと質を上げるためには、他人の仕事を助けることです。
仕事のお手伝いをすることで、自分の仕事に手をつけることができません。
仕事が遅く、質が下がってしまうように思えます。
矛盾しているように感じますが、いざというときにバックアップしてくれるかどうかが違います。
誰でも、自分の仕事を助けてくれる人には好感を持ってしまいます。
大変な仕事を抱え、嵐のような忙しさの中で協力者が現れると、天使のように見えます。
私も仕事に追われ「誰か助けてくれよ」というときに「お手伝いしましょうか」と話しかけてくれると、嬉しいものです。
自分が助けてもらえると、次に私も今度は相手を助けてあげようという気持ちになります。
「困っているときにはお互いさま」という言葉がありますが、そのとおりなのです。
助けると、もっと助けられるようになります。
それからというもの、余裕があれば私は積極的にお手伝いをさせていただくようになりました。
助けていると、自分が困ったときに助けてもらえるようになります。
仕事のスピードと質を上げるとは、こうしたことをいいます。
いざというときには、自分の力ではなく、他人の協力のほうが大きな支えとなります。
助けると、助けられるようになるのです。