アイデアは、一瞬しかひらめきません。
前兆も前触れもなく、突然頭の中に白く輝くものが現れます。
アイデアがひらめいたら、直後の行動が大切です。
「後で書き留めよう」「時間のあるときにメモしよう」「頭で記憶しておこう」と悠長に考えていると、失敗するでしょう。
アイデアがひらめくのは一瞬ですが、消えるのも一瞬です。
アイデアは、いわば流れ星。
ぱっと現れて、さっと消えます。
分単位ではなく、秒単位です。
少し時間が経つだけで、貴重なアイデアを忘れているでしょう。
もしくはアイデアを浮かんだことすら忘れていることも少なくありません。
記憶力に頼るのはよくありません。
どんなに記憶力の高い人でも、アイデアが現れるのは一瞬なので、油断できません。
そこで必要なのが、書き留める準備です。
常に書き留める準備をしておきましょう。
たとえば、ペンとメモ帳です。
常にペンとメモ帳を持参しておけば、いつアイデアがひらめいても、すぐ書き留めることができます。
ペンとメモ帳は、高級なものである必要はありません。
安物でもいいので、とにかく書き留めるものを持参しておくことが大切です。
メモ帳の代わりになるなら、手帳・ノート・電子機器でもOKです。
そして、アイデアがひらめいたら、すぐ書き留めましょう。
一瞬のひらめきを逃さないことです。
貴重なアイデアをきちんと生かすためには、書き留める習慣を身につけておくことが大切です。
会議中なら、手元のノートにすぐ書き留めます。
散歩中なら、一度立ち止まって書き留めます。
食事中なら、食べるのを中断して書き留めます。
アイデアを書き留める作業は、1分1秒を争うと考えてください。
トイレ中や入浴中など、ひらめいた直後に書き留めるのが難しい場面もありますが、できるだけ早めに書き留めましょう。
少なくとも書き留めれば、文字として残ります。
消したり捨てたりしないかぎり、ずっとメモとして残ります。
アイデアをひらめいたとき、ペンしか持っていないなら、自分の手や腕に書き留めてもかまいません。
見苦しいかもしれませんが、貴重なアイデアを書き留めるなら、このくらい積極的になっておきたい。
1つのアイデアで人生が変わる可能性もあるのですから、大げさとは言えません。
アイデアを膨らませるなら、書き留めてからにしましょう。
一度書き留めておけば、後から時間があるときに、じっくりアイデアを膨らませることができます。
記憶力が弱くても大丈夫です。
記憶力が弱いなら、記録力で勝負してください。
アイデアに必要なのは、記憶力より記録力です。
常に書き留める準備をしておき、最速で書き留める習慣が大切です。