仕事は、オリンピックの競技にそっくりな一面を持ち合わせています。
オリンピックで結果を出すためには、何が一番大切なのかというと、本番前にどれだけ準備を行ってきたかです。
練習もろくにすることなく、本番に限って神のような力を発揮することはありません。
本番は「今までの下準備を発揮する場」にすぎません。
本番までに、どれだけの練習を積み重ねてきたか。
下準備を最もこなしてきた人が、本番でも結果を出せます。
本番での結果は、すでに準備段階で決まっているのです。
力、体力、技術、精神力など、本番までにどれだけ大きな準備をしてきたかが、本番に発揮されるわけです。
仕事も同じです。
仕事でも結果が出せる人は、生まれつきの才能や素質があるわけではありません。
普段からできもしないことが、本番になって突然できるようになった話は聞いたことがありません。
結果が出せる人は、ただしっかり準備ができていた人なのです。
本番までにどれだけ多くの下準備ができているかにかかっています。
人前でのプレゼン、資料作成、仕事の進め方など、ぶっつけ本番で結果を出そうとするとたいていうまくいきません。
どれだけ下準備を用意できるかに、成功するか否かがかかっています。
あなたはおそらく、本番のことばかりで頭がいっぱいなのではないでしょうか。
本番に力を発揮することを考えるのではありません。
本番前にどれだけたくさんの準備をしっかりできるか、ということを考えなければなりません。
大学受験に成功する人は、本番前にしっかり準備ができていた人です。
スケジュールを組み立て、必要なカリキュラムをすべて消化できて準備ができたからこそ、本番で力を発揮することができたのです。