「お金持ち」という言葉があります。
その名のとおり、たくさんのお金を持っている人という意味です。
お金をたくさん持っている人が偉いと考える人は、まだ子どもです。
なぜ子どもなのかというと、お金を持とうとばかり考えているからです。
お金を持っているだけでは、まだ単なる紙切れを持っているというだけです。
お金は使ったときに、初めてお金になります。
持っているだけでは単なる精神安定剤でしかない。
使ってこそ「お金」です。
お金持ちは、たくさんのお金を持っているだけであって、お金を使っているとは限りません。
使ってこそ、リッチであり、裕福なのです。
意味があり、効力を発揮するのです。
この事実を知っていれば、お金は持つことより、使うことが重要であることに気づきます。
当然ですが、学校ではお金の話は下品という意識がいまだに根強く残っています。
そのためか、お金の話は避けようとしますし、お金の使い方も当然ですが教えてもらえることはありません。
私は長い間、お金をたくさん持っている人が偉いと思い込んでいたものです。
ところがです。
社会に出て、立派な人ほどお金をたくさん使っているではありませんか。
自分のためにお金を使い、自己投資をします。
自己投資をしてパワーアップした自分で、またお金を稼ぎ、自分に投資します。
たくさんお金を使っている人ほど、幸せそうなのです。
お金を持つことばかりに気が向いている人は、お金の使い方を知らない人です。
お金を持っていても、使うまでは、貧乏な人と同じなのです。
使ったときに、初めて「差」がつくのです。
使えば使うほど、ほかの人と差ができるようになり、成長します。
持っている人が、偉いのではありません。
使う人が、偉くなるのです。