私が高校1年生のころの話です。
当時、私は学級委員長を務めていました。
クラスには、何人か「ヤンキー」と呼ばれる人がいて、手を焼いたものです。
ヤンキーは強いから、そうなるものだと思っていました。
しかし、実際に、学級委員長として見ていると、ヤンキーと呼ばれる強い人ほど、実は弱いことに気づきます。
仲間と一緒でなければ、行動しません。
1人では恥ずかしくて度胸がないので、動こうとしません。
自分が恥をかくシチュエーションは、避けようとします。
先生に叱られると侮辱されないように、歯向かいます。
家族構成の話を聞くと、決まって1人親であったり、親からの愛情を受けていない人であったりします。
強そうに見えていたヤンキーですが、実は弱かったのです。
弱いから、そのコンプレックスを隠そうとして、強そうに見せているのです。
学校ではヤンキーを邪魔者扱いしますが、本当は一番ケアをしてあげないといけないのです。