トラブルには、大きく2つあります。
原因がわかるトラブルはまだいいのです。
原因がわかれば、焦る必要はありません。
原因がわかれば、トラブルは半分解決したのも同然です。
おのずと必要な解決方法も見えてきます。
きちんと原因を取り除けば、トラブルは解決します。
原因を取り除くのに時間・費用・労力はかかるかもしれませんが、解決までの道筋が見えているのは救いです。
怖いのは、原因がわからないトラブルです。
世の中には、原因がわからないトラブルがあります。
「原因は調べればすぐわかること」と思うかもしれませんが、なかなか簡単にいかないケースもあります。
たとえば、原因不明の健康トラブルです。
これといった原因がわからないのに、なぜか体調が悪くて悩まされるケースがあります。
病院で診てもらっても「異常は見当たりません」と言われます。
原因がわからないと、薬もわかりません。
原因がわからないまま、調子の悪い状態が続くのは、肉体的にも精神的にもつらいことです。
原因不明のスランプも少なくありません。
普段通りにしているはずなのに、なぜか調子が出なかったり、仕事の能率や成績が落ちたりするケースがあります。
見えない壁のようなものがあると、どう取り除いていいかわかりません。
真っ暗な暗闇の中をさまよっているような感覚になります。
これが一番困るし、一番怖いのです。
原因がわからないと、何をどうしていいかわかりません。
解決方法がわからないと、大きな不安に襲われます。
「ずっとこの状態が続くのではないか」と思い、ぞっとするのです。
うまく人に説明もできません。
説明しても、なかなか信じてもらえず、疑われることもあります。
どんなトラブルにも必ず原因がありますが、原因がわかりにくくて苦労させられることがあるものです。
原因を突き止めるまでに長い時間を要してしまうこともあるのです。
トラブルは、原因がわかっているだけでもありがたいことです。
原因がわからないトラブルに比べれば、原因のわかっているトラブルは対応しやすい。
トラブルが発生して、その原因がわかれば、その時点で喜んでください。
「原因がわかって良かった」と思うことです。
トラブルが起こると焦りますが、原因がわかっていれば、それだけで安心なのです。