トラブル対応のとき、焦りは禁物です。
焦っていると、正常な判断ができません。
系統立てて考えるためにも、良い解決策を見つけるためにも、冷静な思考は必要不可欠です。
正しい判断や決断をするためにも、落ち着いていることが大切です。
理想は「焦りゼロ」の状態です。
焦りをゼロにすることはできなくても、できるだけなくしていくことが大切です。
そういうと「じゃあ、リラックスしながら取り組むのがいいんだね」と考える人がいます。
これは違うのです。
いくら落ち着くとはいえ、リラックスしすぎるのはNGです。
だらだらのんびりすると、それはそれで頭の働きが落ちたり、態度が悪くなったりします。
行動も遅くなってしまい、トラブル対応にマイナスの影響が及ぶことになるのです。
大切なのは「緊張感」です。
焦りは不要ですが、緊張感は必要です。
焦りと緊張感は、似ていますが違います。
焦りは、余裕がなく、ストレスだけの状態です。
緊張感は、一定の余裕がありながらも、気持ちが引き締まっている状態です。
トラブルは、正常でないことが起こっているということです。
正常でないことを正常に戻すためには、やはり一定の緊張感は欠かせません。
リラックスが大切とはいえ、一定の緊張感は持つようにしてください。
緊張感があるからこそ思考がさえて、正しい判断や決断ができ、良い解決策も浮かびます。
気持ちが引き締まることで背筋もぴんと伸びて、真剣な態度が生まれるのです。