ピンチに陥ったときは、紙に書き出すことが大切です。
問題や原因をはじめ、解決策や今後の対策など、どんどん紙に書き出しましょう。
ピンチはあたふたするタイミングです。
大きな動揺があったり、強いストレスが重くのしかかったりします。
こうした極限の状況のなか、落ち着いて物事を考えるのは難しい。
強いストレス下では、頭の中だけで考えようとしてもうまくいきません。
問題や原因を把握したり、解決策やアイデアを考えたりしようとしても困難です。
頑張って頭の中だけで考えようとしても、支離滅裂な思考になったり、ネガティブなほうに考えがちになったりします。
思うように考えを整理できず、焦りやストレスがエスカレートするのです。
そこで大切なのは「紙に書き出すこと」です。
「問題」「原因」をはじめ「解決策」「段取り」「チャンスに変えるアイデア」など、どんどん紙に書き出しましょう。
頭の中で考えていることを紙に書き出し、視覚化することが大切です。
問題点を書き出せば、解決策も見えてきます。
解決策が複数ある場合、紙に書き出せば、それぞれのメリット・デメリットを比較でき、正しい選択ができるようになります。
計画が必要であれば、いつ、何を、どのように進めるか書き出します。
視覚化することは大事です。
これだけでもずいぶん楽になります。
書き出すことは吐き出すことでもあります。
書き出せば書き出すほどストレスも吐き出され、心が軽くなるのです。
紙に書き出すことには、冷静を促す効果もあります。
目に見える形にすることで、頭だけでなく心も整理されます。
やらなければいけないことがたくさんあるように思えても、書き出してみると「たったこれだけ?」と拍子抜けすることがあります。
紙に書き出せば、ピンチをチャンスに変えるアイデアも考えやすくなります。
紙に書き出してみると「なんだ、こうすればいいだけだね」と、あっさりわかるのです。