過去の成功体験にとらわれないことです。
ピンチが訪れたとき、過去に同じような経験があれば、今回も同じように切り抜けようと思います。
「この手のピンチなら過去に切り抜けたことがある。チャンスに変えたことがある。今回も同じやり方でいこう」と思う。
ここが落とし穴です。
過去と今とでは状況が違います。
過去にうまくいったからといって、今回もうまくいくとは限りません。
過去に通用したことであっても、条件や環境の変化から、今は通用しなくなっている可能性があります。
過去の成功体験にとらわれていると、思わぬ落とし穴にはまります。
「あのときはうまくいったのにどうして?」となるのです。
仮にうまくいったとしても、別の落とし穴もあります。
ピンチをチャンスに変えるとき、方法が複数見つかるときがあります。
A、B、Cの3パターンがあるとします。
過去の成功例では、Aパターンでうまくいったから、今回もAパターンでいこうと思います。
しかし、実際はBパターンやCパターンのほうがより都合が良く、より大きなチャンスにつながるケースがあります。
発明王トーマスエジソンは「より良い方法は常に存在する」という言葉を残しています。
過去の成功例にとらわれていると、より良い方法があっても、見落とす可能性が出てくるのです。
過去の成功例は、あくまで過去の話です。
参考にすることはあっても、絶対的な方法と思わないことです。
過去の成功例にとらわれず、常にあらゆる可能性を模索することが大切です。