良いお医者さんかどうか見分けるための、大事なポイントがあります。
きちんと患者の顔を見てくれるお医者さんかどうかです。
診察のとき、パソコン画面ばかりを見て、まったく患者の顔を見ないお医者さんがいます。
患者が体調について話すとき、パソコン画面のほうを向いたまま耳を傾けます。
患者が質問をしても、パソコン画面のほうを向いたまま返事をします。
パソコン画面にカルテ情報が表示されていて、詳細を確認しているのはわかります。
多くの情報が載っていれば、チェックも入念になるでしょう。
そうだとしてもまったく患者の顔を見ないのは、大きなマイナスポイントです。
残念ながら、そういうお医者さんは信頼できません。
患者としてはきちんと診てもらえていない印象を受け、強い不安や疑念を抱いてしまうのです。
相手の顔を見て話すことは、コミュニケーションの基本、信頼関係を結ぶ基本です。
患者の顔には、カルテに載らない情報が載っています。
顔色には体調が反映されています。
顔の表情には、苦しみやストレスの度合いが表現されます。
患者の顔を見ないということは、そうした大事な点を見落とす可能性があるということです。
どれだけカルテに詳細が載っていても、患者の顔を見ないできちんと診察するのは困難です。
患者の顔を見ないのは、患者と向き合っていないのと同じこと。
いくら腕が良かろうと、いくらキャリアがあろうと、患者の顔を見ないお医者さんとは信頼関係を結ぶことはできないのです。
体調が悪くて病院に行くことがあれば、きちんと自分の顔を見てくれるお医者さんがどうか、チェックしてください。
まったく自分の顔を見てくれないお医者さんなら、別の病院に行くか、別のお医者さんに変えてもらうかするといいでしょう。
お医者さんに失礼と思う必要はありません。
特にかかりつけ医は、きちんと患者の顔を見てくれるお医者さんを選びたい。
かかりつけ医とは長い付き合いになる可能性があるため、信頼関係を重視しましょう。
話しやすくて、親身に相談を聞いてくれるお医者さんであることが大切です。
そのためにも、きちんと顔を見てくれるお医者さんであることが欠かせません。
自分の健康にも関わることですから、できるだけ良いお医者さんを選ぶようにしましょう。