「え、若いうちに三日坊主?」
そう思われるかもしれませんね。
三日坊主をたくさんすることは、若いうちにしておかなければならない大切なことです。
自分に何が適していて、何が適していないのかは、たくさんのことにトライしてみないことにはわからないからです。
挑戦する数の量が多ければ多いほど、三日坊主は当然起こるべくして起こります。
あなたの人生は誰の人生ですか。
もちろん自分の人生ですよね。
あなたが一番よく勉強して、知らなければいけない科目は、自分なのです。
しかし、学校では自分についての勉強は、してくれません。
生活や生きていくうえでの最低限の知識(算数、理科、国語、社会など)を優先して、幅広く均等に叩き込まれます。
それはあなたが将来、社会で生活していくうえで大切な基本だからです。
それは小学レベルの勉強で十分です。
中学や高校へと上がるほど、その内容が濃くなり、必要以上に奥の深い勉強をすることになり、幅広く均等に勉強をさせられます。
勉強をさせられたあげく、ある日突然「進路を決めろ」「大学を決めろ」「学部を決めろ」「仕事を決めろ」と言われます。
まだ何も自分のことを知らない人は、ここでつまずいてしまうのです。
進路を決めるのは、学校の勉強ではなく、自分についての勉強が必要だからです。
何かを勉強する前に、まず勉強をする自分のことを初めによく知っておかないと、せっかくの勉強も意味がありません。
突然自分で自分のことを決めろと言われたところで、自分でも自分のことがよくわからないので戸惑ってしまうわけです。
まったくもって、困った事態です。
なぜこんなことになってしまったのかというと、若い時期に三日坊主が足りなかったからです。
できるだけたくさんの経験をして、たくさん失敗して、三日坊主をすることです。
自分に合っていないことを早く知り、自分に合っていることも早い時期から気づくようにするのです。
学校で学ぶだけの勉強ではなく、ペットを飼ってみたり、読書を楽しんだり、習い事をやったりと、いろいろ手をつけてみましょう。
すると必ず、同じ努力をしているにもかかわらず「伸びが早い教科」と出会います。
それがあなたに適していることです。
また自分がやっていて楽しいなと感じることにも敏感になりましょう。
他人から尊敬されるからやるのではなく、純粋に楽しいと感じることをやるということです。
「伸びが早い教科」と「自分の好きなこと」の両方を若いうちから意識すると、将来の大学選びや職業選びに大変参考になります。
自分の好きなことが、将来の仕事に生かせるように人生の舵を取ることです。
人生の舵を取るために必要なことは、自分の好きなことです。
自分の好きなことを知るためには、たくさんのことに挑戦することです。
たくさんの挑戦をすることで、自分の好きなことを見つけることができるようになります。
また三日坊主も起こるべくして起こるわけなのです。