私のお尻がまだ青かった少年時代は、学校でただ言われるがままに勉強をしていました。
学校側から「これを勉強しなさい」と言われていました。
当時は、ただ言われるがままに、勉強をしていました。
だんだん嫌いな科目や苦手な科目が出てくるようになりました。
嫌いや苦手という意識があると、勉強を避けがちになります。
中学1年生のときは、英語が一番嫌いな科目でした。
「I am」という表現はあるのに、なぜ「I is」という表現はないのかが理解できませんでした。
わからないから、余計に嫌いになっていきました。
面白いように、成績は下がっていきました。
簡単な英語のテストでさえ30点を下回る点数を取るようになり、さらに苦手意識に拍車をかけます。
私は、まったくの悪循環に陥っていました。
しかし、勉強をしないと先生や親に叱られますから、嫌いな教科でもいやいや勉強をしていました。
いやいや勉強をしていたことに、そもそもの原因があります。
心や気持ちがないことは、体も頭も動かないのです。
嫌いな科目を無理にしても、頭には入りませんし、身につきにくくなります。
当時の私に足りなかったことは、嫌いなことをいやいや勉強するのではなく、嫌いなことを好きなことに変えるという努力でした。
嫌いな教科でも「面白い」「楽しい」という部分が必ずあります。
私はそうしたことを見つける努力を怠っていました。
嫌いなことや苦手なことの中から、興味が湧く部分を見つけ出し、楽しみながら勉強をしないといつまでも頭に入ってこないのです。
勉強をする以前に「勉強をしたい」「勉強が面白い」という気持ちにしておかないと、一向に勉強ははかどりません。
嫌いなことの中にも、必ず1つは、面白いという部分があります。
そういう点を少しでも見つけ、興味や好奇心を刺激させる勉強が必要だったのです。