欲しいものばかり考えないことです。
欲しいものを考えることはあっても、欲しいものばかり考えるのはよくありません。
「お金が欲しい」
「ブランドバッグが欲しい」
「恋人が欲しい」
「便利な道具が欲しい」
「新しい人脈が欲しい」
たしかにどれも正直なの気持ちなのでしょう。
物欲や金銭欲など、手に入れたい気持ちがあるのは人として当然のことです。
しかし、欲しいものを考えていると「欠乏感」に悩まされます。
「欲しい」ということは「ない」ということです。
欲しいものを考えれば考えるほど「ない」という自覚を促すことになるため、欠乏感に悩まされます。
欲しいものばかり考えていると息苦しく感じてしまい、情緒も不安定になります。
暗い気持ちになって落ち込むことも増えてしまい、いいことはありません。
「なんて私は不幸なのだろう」と自分を哀れに感じてしまい、自然と涙がこぼれてしまうのです。
もう欲しいものを考えるのはやめてください。
欲しいものばかり考えるのは精神衛生上よくありません。
欲しいものを考えるのをやめる代わりに、別のことを考えるのです。
それが「持っているもの」です。
これからは「持っているもの」を考えましょう。
何も持っていないように感じているなら誤解です。
何も持っていないなら、あなたは今ここに存在していません。
もっとじっくり自分を見つめてください。
すでにあなたは多くのものを持っています。
便利な道具を持っているでしょう。
お気に入りの服を持っているでしょう。
仲のいい友人を持っているでしょう。
少ないながらも一定の貯蓄を持っているでしょう。
そして、人生で一番大切な命も持っています。
持っているもの考えれば考えるほど「なんて私は恵まれているのだろう!」と思えます。
恵みを実感できるようになり、明るい気持ちが広がって感謝の念が出てきます。
持っているものを考えれば「充足感」に包まれるようになるのです。
欲しいものを考える暇があるなら、持っているものを考えましょう。
持っているものを考える人が、幸せになるのです。