「法を犯していない!」
「きちんと法律は守っている!」
「悪いことをしていなければ、問題はないはずだ」
そんな声を上げながら、モラルに反することを悪びれた様子もなく平然と行う人がいます。
たしかに法律に反してなければ、捕まることも罰せられることもないでしょう。
法律は必ず守らなければいけませんが、モラルは違います。
モラルは、法律とは違って明文化されておらず、罰金や罰則もありません。
法律に比べて緩いので、正しい判断が個人に委ねられます。
モラルは個人の常識や当たり前の感覚によるところがあり、グレーな部分があるのも事実です。
こうしたことから、法律は守っても、モラルに関しては緩くなる人が少なくありません。
しかし、法律に反してなくても、モラルに反することは控えておくのが賢明です。
人に不快感を与えたり社会の秩序を乱したりする可能性があるからです。
モラルとは、いわば、社会に対する精神的な態度です。
社会秩序を保つために人として守るべきことであり、個人の善良な心に委ねられるところがあります。
私たちは法律に注意しても、モラルに関しては油断をしがちです。
法律に反してないからといって、問題がゼロとは言い切れません。
モラルに反することは不快や迷惑となることが多いため、非難されることになるでしょう。
社会は人で成り立っているため、人の感情は無視できません。
厳しい目を向けられたり、人からの協力が得られにくくなったりするでしょう。
現代はSNSやインターネットで情報が瞬時に駆け巡る時代です。
モラルに反することは人の反感を買いやすいため、叩かれたり炎上の原因になったりします。
モラル違反も、限度を超えると警察沙汰になることがあり、場合によっては訴訟問題に発展するケースもあります。
モラルが問われる場面になれば、自分の良心に問いかけることです。
絶対厳守ではありませんが、できるだけ守る努力はしておきたい。
余計なトラブルを避けたいないなら、きちんとモラルを守った振る舞いを心がけるのが賢明です。
法律とモラルの両方を守れる人が、かっこいい人です。