大人の対応の1つは、人の幸福に対する言動です。
知人に恋人ができたとき、友人から結婚報告をされたとき、会社の同僚が資格試験に合格したとき。
身近な人に幸せが訪れたとき、素直に祝福せず、ぐちぐち言う人がいます。
「どうせ偶然でしょ」
「ちょっと運がよかっただけでしょ」
「すぐ失敗するよ」
「どうせ長続きしないよ」
「ろくなことにならないよ」
なかには相手からお願いされてもいないのに、おせっかいなアドバイスをする人も少なくありません。
人の幸せを聞いたとき、自分が取り残されているような感覚を覚えるのかもしれません。
たしかに率直な感情として、劣等感や嫉妬心を覚えることもゼロではないでしょう。
人間ですから、人の幸せを素直に喜べないことがあるかもしれません。
劣等感や嫉妬心が湧き上がってくるのは、特別なことではなく、人間らしいことです。
だからといって表に出すのは良くありません。
ぐちぐち余計なことを言うのは大人の対応ではありません。
うっかり口にした余計な一言がきっかけで、人間関係にひびが入るかもしれません。
劣等感や嫉妬心があってもいいのです。
実際は劣等感や嫉妬心があっても、表向きは見せません。
負の感情が煮えたぎっていても、1ミリも見せないようにしましょう。
余計なことは言わず、素直に祝福の言葉をかけるのが正解です。
「おめでとう!」
「良かったですね!」
「素晴らしいことですね!」
これだけで十分。
もちろん笑顔の表情も欠かせません。
相手の幸せを一緒に喜べれば、パーフェクトです。
これが大人の対応です。