勝負には勝敗があります。
どうすればかっこいい負け方ができるでしょうか。
負けるとかっこ悪い姿を見せることになると思われがちですが、誤解です。
負けても、かっこ悪い姿どころか、かっこいい姿を見せる方法があります。
それは「笑顔で相手の勝利をたたえること」です。
負けたときは、落ち込んだり悔しがったり姿を見せることが多いものです。
がっくり肩を落としたり下を向いてくよくよしたり涙目を浮かべたりすることが多いはずです。
ここがポイントです。
負けたときは敗北感で落ち込みそうになるところですが、こんなときこそ笑顔で相手の勝利をたたえるのです。
「ナイスプレイ! 素晴らしい試合だった! おめでとう!」
本心としては落胆や悔しさがあったとしても、表に見せません。
どうしても悔し涙が我慢できないなら、涙を流しながら笑顔で勝利をたたえます。
勝者は「なんて余裕があるのだろう!」と驚かされるでしょう。
観客も「相手の勝利をたたえることができるなんてかっこいい!」と感心するでしょう。
相手の勝利や成功をたたえれば、負けたときでも、胸を張って堂々とした姿を見せることができます。
これがかっこいいのです。
負けたとき、悔しがるどころか、余裕を見せるのが大人です。
これはスポーツに限った話ではありません。
ビジネスでも何でも、ライバルや競合他社に負けたときは、素直に敗北を認めたうえで相手の勝利や成功をたたえることです。
かっこいい姿を見せられるのは、勝ったときだけではありません。
負けたときこそ、かっこいい姿を見せる絶好のチャンスです。
敗者が勝者をたたえる姿は、常に美しいのです。