ときどき多数決で決まったことに文句を言う人がいます。
投票の結果、自分の意見が通らず、見送りとなりました。
自分の意見が通らなかったことに納得できず、ぶつぶつ文句を言って騒ぎ立てます。
「私の意見を通してほしい!」
「何とかしろ!」
「どうして私の意見が通らないの?」
自分の意見が通らなくてストレスをぶつけたいのかもしれません。
もちろん不正があった場合であれば話は別です。
不正投票が行われると、民意が正しく反映されません。
二度と同じことが起こらないよう、不正の手段や首謀者など厳しく追及する必要があるでしょう。
しかし、きちんとした投票であれば、結果に文句を言わないことです。
「法を無視しろ」「ルール違反をしてください」と言っているのと同じです。
否決された意見を通すことがあると、多数決の意味がなくなります。
投票結果を覆すことになって、民主主義ではなくなります。
多数決は民主主義にのっとったルールです。
「何とかしろ!」と言われても、何ともなりません。
「どうして私の意見が通らないの?」という人もいますが、多数決で決まったからです。
多数決で否決されたことを無理やり通せば、投票の意味がなくなってめちゃくちゃになります。
投票結果に文句を言っていると、周りからは「わがままな人」「ルールを無視する人」として映ります。
信用が落ちてしまい、距離を置かれ、社会で生きていくうえで困難が待ち受けているでしょう。
「危険人物」と見なされる可能性もゼロではありません。
多数決は、どんな結果であろうと素直に従うことです。
結果は結果です。
自分の意見が通らず不本意な結果で終わっても、文句を言いません。
主張するなら、参考意見として伝えるまでにしておくことです。
「こういう意見もあるので、機会があれば、今後ご検討をお願いします」と述べるなら、周りの反感を買うことはないでしょう。
きちんと多数決に従う人が、社会をスムーズに生きられます。