執筆者:水口貴博

感じのいい人になる30の方法

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人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき。

人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき。 | 感じのいい人になる30の方法

人の本性は、勝ったときには現れません。

勝ったときは、スマートでかっこいい。

笑顔があり、花があり、祝福の明るい雰囲気があります。

周りから称賛されるので、堂々と胸を張れます。

勝ったとき、誰もが輝かしい姿になるでしょう。

勝利の姿は、絵になります。

しかし、勝ったときの姿を、その人の本性と考えるのはよくありません。

機嫌がいいときは、普段より「いい人」になるもの。

勝ったときはポジティブな感情に包まれます。

幸福と満足感に満たされていて、誰もが上機嫌になります。

機嫌がいいときは、優しくなったり明るくなったり寛大になったりします。

少々嫌なことがあっても「気にしなくていいですよ」とすんなり許せます。

一時的にポジティブの魔法にかかります。

そのため、その人の本性は、勝ったときに現れないのです。

人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき

いつ人の本性が現れるか。

勝ったときではありません。

負けたときです。

ミカンをぎゅっと握ると、中の果汁が飛び出ます。

圧力がかかると、中身が出てしまいます。

これは人も同じです。

負けたときは、強いストレスがかかるため、その人の内側が表に露出します。

隠そうと思っても隠しきれません。

嫌でも外に出てしまいます。

ありのままの状態が噴出します。

負けたときこそ、その人の本性が現れてしまうのです。

弱い人と強い人の違い

弱い人は、負けたとき、言い訳をして自分を正当化させます。

なかなか負けを認めず、わめき散らしたり責任転嫁をしたりします。

悔しい気持ちに押しつぶされ、そのまま泣き崩れます。

強い人は、負けたとき、言い訳をしないで結果を受け止めます。

きちんと負けを認め、しっかり反省して、次に生かします。

悔しい気持ちをバネに変え、大きな飛躍を遂げます。

あなたはどちらの人間ですか。

負けたときこそ、振る舞いに注意しましょう。

壊れそうな自分を抑え、感情が乱れそうな自分をコントロールすることです。

負けたときこそ、人の真価が試される瞬間

「負けたときは振る舞いが乱れても仕方ない」と考えるのはよくありません。

「負けたときこそ振る舞いに注意する」と考えることです。

人間は感情の生き物ですが、それをコントロールする能力も兼ね備えています。

負けたときこそ、人の真価が試される瞬間です。

あなたの本性が現れる瞬間ですから、十二分な注意が必要です。

負の感情が湧き起こっても、ぐっと耐えてください。

負の感情は、成功に向けて昇華させましょう。

怒りはパワーに変え、悔しさはバネに変え、悲しさは行動力に変えます。

負けたときの振る舞いが美しければ、あなたは本物です。

感じのいい人になる方法(23)
  • 負けたときこそ、振る舞いに注意する。
ポケットは「物入れ」のために作られた場所。
意味もなくポケットに手を入れない。

感じのいい人になる30の方法

  1. 感じをよくするために意識することは1つだけ。
    「相手を尊重すること」。
  2. 命令系でお願いするから、感じが悪くなる。
    疑問形でお願いすれば、感じが良くなる。
  3. 物を手渡すとき、承諾の一言を添えて差し出す人が、愛される。
  4. 「10割のいい人」を目指すから、苦しくなる。
    「7割のいい人」を目指せば、楽になる。
  5. 人相をよくする基本は「真似」にある。
  6. 否定の言葉を使うと、感じが悪くなる。
    肯定の言葉を使うと、感じが良くなる。
  7. 相手の名前を聞くだけで、あなたはいい人になれる。
  8. 謝る場面で「ご指摘ありがとうございます」とごまかしていないか。
  9. お礼の言葉を強調する一工夫。
  10. 人に振り回されたくないと言いつつ、人を振り回していないか。
  11. 素直に他人を褒めると、自分の長所や才能を発見できる。
  12. マウンティングほど見苦しい行為はない。
    すればするほど品位を下げる。
  13. 相手が喜ぶ褒め言葉は、嘘でもお世辞でもいいから、どしどし言ったほうがいい。
  14. 「お撮りしましょうか」と声をかけるあなたは、優しい人。
  15. 言いかけてやめることほど、感じの悪い話し方はない。
  16. 自分の話が終われば「あなたはどう?」と聞き返すのが、コミュニケーション。
  17. 科学的に証明されていない話題には、十分注意する。
    「信仰」「宗教」と同等の重要性がある。
  18. お礼を伝える場面で「すみません」と言わない。
    「ありがとうございます」と言ったほうが好印象。
  19. 「そうなると思っていた」は、後出しじゃんけんと同じ。
    感じの悪いルール違反。
  20. アドバイスを求めておきながら反論するのは、マナー違反。
    二度とアドバイスをしてもらえなくなる。
  21. 「無理を言ってごめんなさい」と言えば、無理なお願いを聞いてもらいやすくなる。
  22. 肯定・理解・同意の言葉は、二度繰り返すと、失礼になる。
  23. 人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき。
  24. ポケットは「物入れ」のために作られた場所。
    意味もなくポケットに手を入れない。
  25. 寝起きが悪くても、八つ当たりしない。
  26. より良い人間関係には、意思表示が必要。
    相手の顔色をうかがって本音をごまかしていると、薄っぺらい人間関係になる。
  27. 感じのいい人は、言い訳をしない。
    素直に謝るから、感じがよくなる。
  28. 感じのいい対応と出会ったら絶好のチャンス。
    すぐ取り入れ、真似をしよう。
  29. 贈り物をいただいたら「ちょうど欲しいと思っていたところです」と言おう。
    1ミリでも気持ちがあれば、嘘にはならない。
  30. 下品な人は、大きな足音で歩く。
    上品な人は、静かな足音で歩く。

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