生きている間の時間を生き生きさせたければ、自分の中で波を作る必要があります。
「ハレとケ」という言葉があります。
ハレは祭りの日のことを表し、ケは普段の日のことを表します。
祭りの日が生き生きするのは、普段地道な仕事をこなしているからです。
毎日、仕事をこなすことができるのは、ハレの日があるから原動力になっているのです。
ハレの日に、一気に爆発するのです。
たった1日でも、盛り上がるのはそのためです。
私の場合は、普段自分の好きなことをやっています。
読書をしたり、映画を見たり、本を書いたりなど、主に考える作業です。
私には、平凡なことです。
いろいろなことで学習することが習慣になっていて、ごく当たり前になっています。
無意識にやっています。
これが、私にとっての「ケ」です。
当たり前のことであり、毎日の地道な作業です。
ただ、ときどきどこかで区切りを入れたいのです。
そんなとき、外へ出かけてお気に入りの本を買ったり、買い物に出かけたりします。
これが私にとっての「ハレ」にあたります。
「頭」を使ったら「体」を使うというのがコツです。
この2つのバランスが大切です。
自分にとって何か強い原動力となるイベントを、週に1回入れるだけでも生活がかなり変わってきます。
1日ごとに入れてもかまいません。
普通、仕事は朝9時から始まり、午後6時には終わります。
1日8時間労働が毎日続けられるのは、午後6時の後に楽しみがあるからです。
飲みに行ったり、フィットネスに通ったりしている人がいます。
これは自分の中で、うまく気分転換をしようとしているのです。
私は浪人時代、1人で勉強し、留学時代も1人で過ごしていましたから、この感覚はよく理解できます。
刺激も変化もない毎日は、まず続かない。
今このように地道な作業を続けていられていることも、この作業が終わればご褒美があるからです。
友人と飲みに行って、大騒ぎするのも、1つの手です。
ストレス発散でフィットネスに行くのも、上手な方法です。
女性が好きでクラブ通いできれば、それでもいいのです。
大切なことは、自分の中でうまく「気分転換」をすることです。
「地味&派手」を交互に繰り返すことで、波が生まれ、次につなげることができるのです。
高い波ができると、次は低い波がやってきます。
低い波ができるということは、次には高い波がやってくるということです。
うまくその波を上下に繰り返すことで、生活にメリハリができるのです。
「単発」ではなく「連続」で繰り返しましょう。
仕事ができる人は、遊び上手な人でもあるのです。
これが習慣になると、体がリズムを覚えます。
後は流れに任せ、毎日を軌道に乗せれば、ぐんぐん前に進んでいくのです。