「生まれること」と「生きていること」というのは、別の話です。
「生きている」ということは「生かされている」ということです。
生かされているということは、誰かがあやつり人形のように、私たちを生かせてくれているのです。
それが、神です。
私たちは、神によって生かされています。
神とは何でしょう。
神という正体は、幸せです。
幸せとは、何でしょうか。
「幸せ」とは、人が生きる目的です。
それが人生です。
私たちは神様に向かってお祈りします。
神様に向かってというのは、幸せに向かってということです。
私たちは幸せの方向、つまり神様の方向に向かってお祈りをするのです。
人は生きているのではありません。
人は生かされているのです。
幸せという神によって生かされているのです。
もし私たちの中から「幸せ」を全部消してしまえばどうなるでしょうか。
幸せがなくなり、幸せでもなくなり、幸せを感じることもなくなります。
生きる希望を失います。
私たちは、幸せによって生かされているのです。
それが神の正体「幸せ」です。
私たちはこの世に生まれ、この世から去るという繰り返しをしています。
「生まれる」と「死」の間には「生かされている」という時間が存在します。
人は生まれてから死ぬまでの間「幸せ」によって生かされています。
人は、幸せのために一生を捧げる殉教者です。
人は「幸せという名の神の殉教者」としての一生を送っているのです。