自分の学問に自信がつけば、積極的にアウトプットして、教える作業をしてみるといいでしょう。
謙虚にならず、どんどん具体的に行動すればいいのです。
どうアウトプットをするのかは、人それぞれです。
人それぞれ得意なことや趣味、好み、長所など違ってくるので自分に合った方法でアウトプットしてみるといいでしょう。
たとえば私の場合を例に挙げさせていただくと、文章を書くことが得意です。
初めは好きなことから文章を書き始めたわけですが、好きなのでたくさん文章を書いていると当然うまくなります。
それでいつの間にか、書くことが得意分野になってしまいました。
私の場合は、本を書くことでアウトプットを行っています。
これが自分に一番あったアウトプットだと思ったからです。
自分の中にある学問をうまく伝えることができるように「教える」作業をしています。
これは本当に身につきます。
自分でしっかりわかっていたつもりでも、書こうとするとき、表現に困ります。
学問は絵で表現できます。
イメージと言うことです。
私はイメージ脳と言われる右脳で想像して、そのイメージを今度は言語脳と言われる左脳を使って表現しています。
自分が今まで理解していたのは、どちらか一方の脳だけです。
右脳左脳の両方の脳で理解することが大切です。
そこで「イメージから言葉へ」「言葉からイメージへ」と変換作業をします。
これが教えるということです。
日記をつけている人は、比較的これが得意です。
日記では、今日1日あった出来事を書きます。
日記を書くのは、要約作業です。
頭の中には、1日に起こったイメージがたくさんあります。
そのイメージを文字に変換します。
イメージ脳の右脳と言語脳の左脳の両方を使います。
これが日記は頭によいと言われる理由です。
日記を書くことは、右脳と左脳をバランスよく活用することになります。
右脳と左脳をバランスよく活用させて「イメージを言葉に変換」と「言葉をイメージに変換」の力が鍛えられます。
学問では、イメージと言語の両方で理解できたとき、初めて「わかった」ということになります。
できなければ「ただ知っているだけ」の状態で、進歩がありません。
みんな、知ってはいます。
理解したいのです。
わかりたいのです。
教えることが最終的な重要作業になります。
私は、初めての本を23歳で書きました。
書くことは、教えることでもあります。
本を書かなくても、書く作業ができれば何でもOKです。
日記でもかまいません。
友人へのメールで書いてみるのもいいことです。
両親への手紙で、今までの自分の成長を書いてみるのも名案です。
実際に書く相手がいなくても、自分が納得できることを書けてさえいたら、教えることと同じ作業をしていることになります。
頭の中での、右脳左脳の活動が同じだからです。
本を書いても、友人や両親へ手紙を書いても、頭の中ではイメージ脳の右脳と言語脳の左脳を両方使っています。
そのため、教えることと同じ活動を意味します。
書いてみましょう。
それが学問になります。