学校の給食では、一番好きなものから食べるのが、賢い食べ方です。
私は学校の給食のとき「一番嫌いなものから食べなさい」と、いろいろな人から教わりました。
世の中のことが、まだよくわからない小さい子ですから、従うしかありません。
私は仕方なく言うとおりに「一番嫌いなもの」から食べていました。
頑張って一番嫌いなものを食べ終わったときに、次に何を食べようか残りを見ます。
言われたとおり残った中で「一番嫌いなもの」を食べます。
食べ終わり、また次に何を食べようか見渡して、言われたとおり、また「一番嫌いなもの」を選んで食べます。
それを続けると、最後に1つ残ります。
それは私が本当に食べたかった一番好きな食べ物でした。
そのとき、私は思いました。
「あれ、これは何か違うような気がする」と。
もし、一番嫌いなものから始めると、常に一番嫌いなものを食べることになります。
まあまあ嫌いな食べ物でも、一番嫌いなものから片付けていくと、全部が一番嫌いなものになります。
人生、一番好きなことをするときに、一番の我慢から始める必要はありません。
そんなことをしていたら、一番好きなことをする前に人生が終わってしまいます。
人の寿命は永遠ではないのです。
限られた人生を明るく楽しく生きるためには「一番好きなことから始めること」が大切です。
一番好きなことから終わらせていけば、次に来るのも一番好きなことです。
そうすると、人生の間はずっと一番好きなことをし続けることができます。
「一番好きから始める」
これが賢い生き方なのです。