戦国時代、日本統一を果たした人物として、豊臣秀吉がいます。
秀吉は、チャンスをつかんだ人です。
秀吉は農民出身で、貧しい暮らしをしていました。
身分もなく、お金もなく、平凡な農民でした。
戦国時代は、時として農民は戦いに行くことを強制されます。
そこで秀吉は、織田信長に出会います。
それは、ほかに出兵している農民も同じです。
しかし、秀吉はじっとしていませんでした。
持ち前の機転の良さを生かして、信長に尽くします。
その結果、身近な世話役として仕えることができるようになりました。
戦で有利になるように戦略を考えたり、戦いの腕を磨いたりしました。
そうした努力が実り、功績をあげます。
功績をあげたので、さらに重用されて、少しずつ地位を上げていきました。
チャンスに恵まれているわけではありませんが、戦国時代に逆転のチャンスはたしかにありました。
秀吉は、見事にチャンスをつかむことに成功したのです。
きちんと上を見て、努力した結果なのです。
現代ではどうでしょうか。
戦国時代とは違い、現代は誰でも安全が確保されています。
職業の選択や学問の自由がある時代です。
以前より、努力しだいで報われやすい時代です。
「どうせ自分には無理だ」と思わないことです。
ぼうっとしているだけでは、人生は変わりません。
「自分にはできる」と思うことが、1つのチャンスです。
平凡な日常にも、逆転のチャンスはあるのです。