「やる、やらない」で迷っていて、相談している人がいます。
「自分に合った仕事があるのですが、転職したほうがいいでしょうか」
「やりたいことがあるのですが、起業したほうがいいでしょうか」
「好きな人がいるのですが、結婚したほうがいいでしょうか」
いろんな人の意見を聞いて、それを参考にして「やる、やらない」を判断しようと考えているのでしょう。
たしかに幅広く意見を伺えば、総合的な判断ができます。
間違った決断をしないよう、謙虚で慎重な姿勢があるように思えます。
見落としがあれば、気づきやすくなるでしょう。
「やったほうがいいよ」「きっとできるよ」と背中を押され、勇気づけられることもあるでしょう。
もちろん家族が関わったり保証人が必要になったりすることなら、相談は必須でしょう。
人を巻き込むことであれば、自分だけの問題ではないので、相談が必要なのもわかります。
しかし、自分一人の問題であれば、わざわざ人に相談するのはおかしなことです。
自分一人の問題なら、自分の判断がすべてです。
本当にやりたいことなら「やる、やらない」の相談は必要ないはずです。
本気で転職したいなら「やる、やらない」の相談をすることはないはずです。
本気で転職したいなら、迷うことなく「転職する」という一択になります。
周りから「今の仕事のほうがいいよ」「転職してもうまくいかない」と言われようと、迷わず一歩を踏み出すはずです。
本気でやりたいことがあって起業をしたいなら、わざわざ人に「やる、やらない」の相談をしないはずです。
人に相談するまでもなく「起業する」の一択なります。
周りから「やめたほうがいい」と言われようと「どうせうまくいかない」とばかにされようと、とにかく起業するはずです。
真剣に交際している人がいて、本気で結婚したいなら、相談も必要ないはずです。
迷うことなく「結婚する」という一択になるでしょう。
周りの反対を振り切ってでも、結婚しようとするはずです。
「やる、やらない」の相談は、本気でない人がすることです。
本当にやりたいことなら、何があろうと「やる」の一択です。
やると決めていることを相談しても意味がありません。
もはや相談は必要ないのです。
「やる、やらない」で誰かに相談したくなったら、自分の本心に気づくことです。
相談する時点で、決意が固まっていません。
気持ちが生半可です。
心の底から望んでいることでもありません。
背中を押してもらいたいのかもしれませんが、背中を押されないとできないことなら最初からやらないほうが賢明です。
生半可な気持ちなら、やったところで全力になれません。
人に言われるがまま行動して失敗することになれば「あなたのせいでこうなった」と責任転嫁をするでしょう。
本当にやりたいことなら「迷わない」「相談するまでもない」という状態になります。
迷わないこと・相談するまでもないことを、どんどんやっていくのです。