執筆者:水口貴博

初心に返る30の方法

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軽々しく人におすすめを聞かない。自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。

軽々しく人におすすめを聞かない。自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。 | 初心に返る30の方法

ときどき軽々しく人におすすめを聞く人がいます。

「おすすめの本はありませんか」

「おすすめの映画はありませんか」

「おすすめのレストランはありませんか」

こうしたセリフに心当たりがあれば要注意です。

もちろん人におすすめを聞くのが絶対悪いとは限りません。

普段から自分で探して選んで身につけて、そのうえで人に聞くならいいのです。

人の意見を取り入れることも、時には大切です。

その人は、自分の知らない世界を知っているかもしれません。

他人の好みを取り入れることで自分の中に新しい色が加わり、新しい世界を切り開くきっかけになることがあります。

先にきちんと行動ができていて、そのうえでおすすめを聞くならいいのです。

しかし、ろくに行動していないうちから、軽々しく人におすすめを聞くのはよくありません。

かえって自分の成長の機会を失うことになるからです。

自分の興味関心を自分が把握できなくて、誰が把握できるのか。

軽々しく人のおすすめを聞くのは、本気の気持ちがない証拠です。

「私は自分で探して選べません」「私は自分の好みすらわかりません」と言っているようなもの。

そもそも気持ちが中途半端です。

そういう人におすすめをしたところで、意味がありません。

聞くだけ聞いておきながら、それで終わりです。

「まだ読んでいません」「まだ見ていません」「忘れていました」となります。

自分の好みくらい、自分でわかるはずです。

自分の興味関心を自分が把握できなくて、誰が把握できるのでしょう。

読みたい本や見たい映画くらい、自分でわかるようになっておかなければいけません。

自分の心のアンテナを大切にすることです。

「○○したい」という欲求を大切にしましょう。

「これを読みたい」「これを見てみたい」「これを食べてみたい」と思ったら、それが正解です。

おすすめするにも責任が伴う

本人は、外れを引きたくない気持ちからおすすめを聞いているのかもしれません。

ここも落とし穴があります。

相手は、おすすめを聞かれても困ります。

好みや価値観は十人十色であり、人によってさまざまです。

自分が「よい」と思ったことが、相手も「よい」と思ってくれるとは限りません。

自分が「よい」と思ったことであっても、相手は「嫌い」「苦手」「不快」と思う可能性もあります。

変に逆恨みされても困ります。

おすすめするにも責任が伴います。

おすすめしようにも、責任を感じて言いにくくなります。

外れの経験も大切

外れることもありますが、それも大切な経験であり勉強です。

外れの経験から学べることはたくさんあります。

「つまらないものにはこういう傾向があるね」とわかるようになります。

たくさん外れを引くことで鑑識眼が養われます。

痛い目に遭うことも勉強です。

「自分はこういうのが苦手なのだね」という経験も大切です。

外れを経験することで、自分への理解が深まります。

自腹で払っているので、失敗経験もしっかり身につきます。

自力で何かをすることで、自己責任を養う機会にもつながります。

自分で探して選ぶことも、勉強の1つ

おすすめを聞きたい衝動に駆られたら、ぐっと我慢してください。

しっかり行動したうえで聞くならいいですが、そうでないなら控えておくのが賢明です。

自分の勘と経験を頼りに探しましょう。

自分の興味関心に従って選びましょう。

そして自分の責任で判断しましょう。

自分で探して選ぶことも、勉強の1つです。

初心に返る方法(20)
  • 軽々しく人におすすめを聞かない。
  • 自分で探して選ぶことも勉強の1つと考える。
共感したときは、きちんと本人に共感したことを伝えよう。

初心に返る30の方法

  1. 誰でも初心に返ることができる。
  2. 初心に返る第一歩は「気づくこと」から始まる。
  3. 初心に返るための大切な下準備は「時間」。
  4. 初期に使っていたものを取り出そう。
  5. 初心に返るためには「意識的な努力」が必要。
  6. 写真とは、記憶の引き出しを開ける鍵。
    当時の写真を振り返ると、初心に返ることができる。
  7. 卒業アルバムを眺めると、初心に返ることができる。
  8. もらった贈り物のお返しを、忘れていませんか。
  9. 切羽詰まった状況のときは、焦って行動するのではなく、まず落ち着く。
  10. ブランコは、大人が童心を思い出すための遊具。
  11. 暗い人は「減点法」で生きている。
    明るい人は「加点法」で生きている。
  12. 初心者は、初心を思い出させてくれる先生。
  13. 明るい話し方をすると、普通のネタも面白く聞こえてくる。
  14. 仕事のフォームは、知らず知らずのうちに崩れる。
  15. 稼いでいたころと比較するから、落ち込む。
    経済力ゼロのころと比較すれば、落ち込まない。
  16. 人は、生きているうちに生まれ変われる。
  17. あなたはいつの間にか、人に影響を与えている。
  18. 相手の話をたっぷり聞くことも、愛情表現の1つ。
  19. 自分の顔を3分間じっと見つめてみよう。
    いつもと違った顔に見えてくる。
  20. 軽々しく人におすすめを聞かない。
    自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。
  21. 共感したときは、きちんと本人に共感したことを伝えよう。
  22. どれだけ都会でも、必ず自然がある。
  23. 相手が話したいテーマは、宝探しの感覚で、楽しく探す。
  24. 前から一度やってみたかったことを、これ以上先延ばしにしない。
  25. 「ありがたい」が口癖の人に、悪い人はいない。
  26. 昔住んでいたアパートを見に行くと、初心に返ることができる。
  27. 体験は、しっかり記憶に残る。
    感情が伴った体験は、もっと記憶に残る。
  28. 新しい発見は「家電製品の説明書」にある。
  29. 自分より経験が浅い人に意見を求めよう。
    経験ゼロの人に意見を求めることも悪くない。
  30. 本当にやりたいことなら「やる、やらない」の相談は必要ないはずだ。

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