執筆者:水口貴博

お金持ちになる30の習慣

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お金を使った分だけ自分に返ってくる。よい影響も、悪い影響も。

お金を使った分だけ自分に返ってくる。よい影響も、悪い影響も。 | お金持ちになる30の習慣

お金は使ってこそ、巡り回ってまた自分のところへ返ってきます。

使わないと戻ってきませんし、返ってこなければ、使い方が下手だと言うことです。

一時的な快楽のために使ったのでは、そこからは何も生まれてきません。

私の家庭でもお金は貯めつつ、賢く使って、世の中へと戻していくようにしています。

稼いだお金をすべてため込むのではなく、必要なときにはしっかり使い、世の中で循環するようにしています。

「金は天下の回りもの」という言葉があります。

お金は世の中の1カ所で貯めておくのではなく、世の中全体に行き渡るように循環させなければならないということです。

人間の体も血液の循環が悪いと健康に害を及ぼすように、世の中もお金の流れがよくないと経済が悪くなるということなのです。

私の父はときどき、大きな金額を一度に使うときがあります。

会社の人たちとゴルフをするために、お付き合いで休日にも出かけていき、1日に2万円も使ってしまうときがあります。

初めは当然のごとく、節約家の母が怒っていました。

おなじみの「もったいない」を連発して小言を言っていました。

しかし、話の終わりには「自分が稼いだお金だから、本人の使い方に任せる」と言います。

母も、父のお金の使い方は好きなように任せているようです。

どんなことに好きと感じるのかは人それぞれです。

好きな趣味を制限させるようなことを言いたくなかったのです。

父は節約をすればいいわけではなく、お金が貯まれば人間関係の向上のために、ゴルフという趣味にお金を使っていました。

お金を使った代価として、ゴルフの楽しみと人間関係の向上を受け取ります。

使ってこそ初めてお金としての効力が発揮され、それ相応のサービス、効果、効き目、楽しみを受け取れます。

それが人間関係の向上という形で表れたり、知識が増えて自分の生活が豊かになったりするという形として、返ってくるのです。

きちんと世の中にお金が巡回するようお金を使い、そのうえ自分の人生に残る使い方をしています。

ゴルフで楽しんだ父は人間関係もよくなり、また仕事もスムーズにはかどるわけです。

公私ともに充実とは、このことです。

実は、お金を稼ぐということは、それほど難しいことではありません。

ただ働けばいいだけです。

仕事の種類によっては、専門的な知識や技術も必要がなかったりします。

しかし、その一方、お金を上手に使うためには高度な知恵が必要です。

お金は稼ぐより使うほうが、奥が深くて難しく、そのうえタイミングもあるのです。

キャバクラ、飲み歩き、タバコのような一時的な快楽のために使っても、人生を豊かにするほどの深い感動や成長がありません。

生産性がなく、何も生まれてこない使い方です。

特にタバコは、よい影響が返ってくるどころか、悪い影響が返ってきてしまい、向上するどころか下降してしまう使い方となります。

それに対して生きたお金の使い方とは、人間関係が向上したり、知識を豊富にしたりするような使い方のことです。

お金を使った分だけ自分に返り、向上が得られるからです。

お金を使って自分を向上させ、向上した自分がさらにお金を稼いで使っていく循環を作れる人が、お金持ちになれるのです。

お金持ちになる習慣(16)
  • 自分が向上するお金の使い方をする。
一流に触れるほど「文化度」が高まっていく。

お金持ちになる30の習慣

  1. お金も性の勉強も、全然足りない。
  2. お金持ちには、お金に関する「習慣」がある。
  3. 徹底的な節約は、お金持ちになる基本。
  4. お金持ちになれても、家庭崩壊では意味がない。
  5. お金の節約はしても、人間関係まで節約をしてはいけない。
  6. 見るだけ・聞くだけなら、無料。
  7. 買い物は、できるだけ現金で買うほうがいい。
  8. チャンスはお金をかけないと、生かしきれない。
  9. お金の自慢は、身を滅ぼす習慣。
  10. 状況に応じて、共働きをする。
  11. 楽観的な性格は、お金にも愛される。
  12. 健康であるということは「時間」と「お金」を節約しているということ。
  13. 夫婦仲の良さは、お金を稼ぐための土台になる。
  14. 節約は「一時的」ではなく「習慣」にしておかないと意味がない。
  15. 親の勤勉さは、子に移る。
  16. お金を使った分だけ自分に返ってくる。
    よい影響も、悪い影響も。
  17. 一流に触れるほど「文化度」が高まっていく。
  18. お金と親友。
    どちらが貴い存在なのか。
  19. お金持ちは、楽をして稼ごうとしない。
  20. 成功している人は、好きなことを仕事にしている。
  21. お金の管理は、2人でするより、1人が代表して行うほうがいい。
  22. 自給自足で、健康と節約が手に入る。
  23. お金は、使えば使うほど増える。
  24. 家族旅行でけちってはいけない。
  25. 「長期的な視野」と「短期的な視野」を持って、お金と接すること。
  26. お金が目的になってはいけない。
    お金は単なる手段。
  27. ウインドーショッピングだけなら、お金は必要ない。
  28. お金のかからない習慣を持とう。
  29. 自分から、先に与えること。
    人に与えることで豊かになる。
  30. けちっていいものと、いけないものがある。

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