嬉しいとき、楽しいとき、悲しいとき、怒ったり、いらいらしたりするとき……。
人間には「喜怒哀楽」とよばれる感情があります。
感情のない人間は心のない人間ともいえ、人間であるかぎりいろいろな感情が出てくるのは当然のことです。
感情に振り回されず、感情をコントロールして生きるとはいえ、人間であるかぎりなかなかそう簡単にもいかないのです。
こうした感情が湧き出てくるときに、その瞬間に自分を振り返る癖をつけておきましょう。
感情に振り回されない自分になるためにも「なぜ今、その感情になっているのか」と冷静になって考えるのです。
なぜ今、いらいらしているのだろうか。
なぜ今、楽しく感じるのだろうか。
なぜ今、怒ってしまったんだろうか。
このように自分を素直に振り返り、自分で自分を観察することで今まで見えなかったことが見えてきます。
人間は常に、自分を振り返るときに成長します。
自分を振り返り、さらなる向上のために「発見」があり「改善」をするのです。
自分の感情を振り返ることができる人は強くなります。
どんな感情でもよいですから「なぜそう感じるのか」を考えてみれば、思わぬ自分を発見できます。
あなたにとって、勉強をしているときはどう感じていますか。
あなたが家族と一緒にいるときは、どんな感情になりますか。
それはなぜでしょうか。
私なら、勉強をすることでわからないことがわかるようになるのが快感です。
前進しているという向上が味わえるから勉強が好きです。
楽しく感じます。
また家族といるときは「安心」を感じます。
それは自分をよく知っている身内であり、自分を大切に思ってくれているという心が感じられ、誰より信用できる人だからです。
一人一人に答えがあります。
自分の答えは、自分の内側にあります。
教科書を読んでわかることではないのです。