他人が断った仕事があったとき、どうするか。
よくある場面ですが、見逃してはいけません。
ここは、あなたの仕事運を左右する瞬間の1つです。
ビジネスではあるとき、他人が断った仕事と遭遇することがあります。
わざわざ断ったくらいですから、大変で難しい仕事なのでしょう。
みんなが嫌がる仕事なのでしょう。
「あの人にできないなら、自分にできるわけがない」
弱気の心が生まれ、後ずさりしそうになりますが、本当にそうでしょうか。
実際に取り組んだ結果、できなかったならまだわかります。
しかし、まだ取り組んでもいないのに「できるわけがない」と思うのはよくありません。
自分の可能性を勝手な思い込みで制限している状態です。
難しくて断ったとは限りません。
その人は、時間がなくて断っただけかもしれません。
難しいから断ったとしても、希望はあります。
人によって得意分野が異なります。
その人にとって難しいことでも、あなたにとっては簡単なことかもしれません。
みんなが嫌がる仕事だから、自分も嫌だと感じるとも限りません。
特別なポジティブな受け止め方があれば、みんなが嫌がる仕事を楽しいと感じることも可能です。
人が断った仕事だからといって、ひるむ必要はないのです。
他人が断った仕事があれば、すかさず手を挙げましょう。
他人が断った仕事は、あなたが引き受けるチャンスです。
きょろきょろ周りを見て、様子見をしてから挙手するのではありません。
周りを見ないで、ゼロ秒で挙手しましょう。
他人が断った仕事はフリーの状態になっているので、すぐ挙手をすれば、スムーズにやらせてもらえるでしょう。
嬉しいことがもう1つあります。
「他人が断った仕事は、普段より評価されやすくなっている」ということです。
助っ人が現れたような印象になって、頼もしく感じられるからです。
仕事を発注する側にとっても、断られた直後に引き受けてくれる人がいれば、かっこよく目立ちます。
せっかく仕事を引き受けるチャンスが巡ってきたのですから、生かさない手はありません。
仕事を引き受けてから「さてどうする」と考えましょう。
引き受けてから対処法を考えても、間に合うことがほとんどです。
少し背伸びをして、強気に振る舞うことも必要です。
知らないことは、仕事を引き受けてから勉強すればいい。
できないことは、仕事を引き受けてからできるようになればいい。
どうしても自分の限界を感じるなら「人の力を借りる」という選択肢を使いましょう。
わからないことなら知っている人に聞き、できないことならできる人に方法を聞きます。
学校でカンニングは不正ですが、社会でカンニングは容認されています。
「自分一人で処理しなければいけない」という固定観念をなくしましょう。
「人の力を借りる」という選択肢を生かせば、可能範囲が広がって、不可能も可能にできます。
他人が断った仕事は、あなたが引き受けるチャンスなのです。