仕事はいつから始まるのでしょうか。
普通に考えるなら「始業時間から始まる」と答える人が多いでしょう。
たしかに仕事は始業時間から始まりますが、それは表向きの話です。
実際はもっと早い段階から始まっています。
就寝時間から始まっているのです。
たとえば、始業時間が朝の9時だとします。
始業時間が9時なら、仕事が始まるのも9時と思いますが、実際は前日の就寝時間から始まっています。
睡眠不足のせいで不調に陥り、苦労した経験があるでしょう。
思考がぼんやりして、意識もふらふらします。
なかなか元気が出ません。
根気も集中力も出ません。
目の下にくまができ、表情も悪くなり、肌も荒れます。
睡眠不足ではいい仕事もできません。
夜更かしも睡眠不足も、仕事の大敵。
睡眠を軽視する人は、仕事を軽視しているのと同じです。
睡眠を削った分だけ起きている時間が長くなるので、得になりそうですが、大きな誤解です。
睡眠を削ったところで、起きている時間は長くなっても、実際はぼうっとする時間が増えるだけです。
脳のパフォーマンスが低下して、いい仕事ができません。
睡眠も仕事の一環です。
よい睡眠は、よい仕事をするための必須条件。
よい睡眠があって、初めてよい仕事ができます。
しっかり睡眠を取ると、すっきり目覚めることができます。
日中も、思考や意識が明瞭になります。
頭の回転も速くなります。
パワーがみなぎり元気も出ます。
根気も集中力も出やすくなります。
目がきらきらして、表情は生き生きして、肌の調子もよくなります。
たっぷり寝るからエネルギーが充電され、精力的な仕事ができるのです。
いい仕事をしたいなら、まず睡眠から始めましょう。
1日の睡眠時間は、7時間から9時間が理想的です。
どんなに短くても、6時間は確保しておきたい。
6時間を下回ったら緊急事態と考えたほうがいいでしょう。
あまり知られていないことですが、人は寝ないと、最後は死ぬことが確認されています。
睡眠は3大欲求の1つですから、常に重視することが大切です。
テレビやゲームを楽しむのはいいですが、夜更かしには注意です。
深夜に見たいテレビがあるなら、録画しておくのがいいでしょう。
プレイしたいゲームは、休暇の楽しみに回しておくのが得策です。
繁忙期で忙しい時期は、睡眠時間を削って頑張ろうとしますが、実際は逆効果です。
睡眠時間が減ると、生産性も仕事の質も低下して、自分の首を絞めることになります。
ばりばり仕事をしたいなら、まずたっぷり睡眠時間を取ることから始めるのが正解です。
できるだけ早めの就寝を心がけ、十分な睡眠を取るから、底力を発揮できます。
パワフルに繁忙期を乗り越える方法こそ、十分な睡眠です。
やむを得ない状況もありますが、できるだけ早めの就寝を心がけましょう。
仕事の勝負所だからこそ、十分な睡眠を確保しておくのが正解です。
基本的なことですが、最重要の生活習慣です。
真剣に仕事を考えるからこそ、睡眠を重視するのが適切です。
仕事は、始業時間ではなく、就寝時間から始まっています。
「さあ、寝るぞ」と思ったら「さあ、仕事の準備を始めるぞ」と言い換えて差し支えありません。
いい仕事は、寝ることから始まるのです。