元気を出すのはいいことです。
落ち込むくらいなら、元気であるほうがいいのは間違いありません。
私たちは幼いころから元気になることを勧められてきました。
「元気を出しましょう」
「元気な毎日を送りましょう」
「元気いっぱいになりましょう」
元気になると、明るい日常が待っています。
元気であれば生き生きすることができ、パワーを発揮することができます。
明るい雰囲気が漂うようになり、幸せを引き寄せることができるでしょう。
しかし、元気を出すとき、注意したいことがあります。
元気を出すのはいいですが、出しすぎてはいけません。
「元気を出して何が悪い」と思いますが、元気の出しすぎには落とし穴があります。
元気を出すにも、気力や体力を使います。
元気を出しすぎると、短時間で気力や体力を使い果たしてしまい、エンストを起こしてしまいます。
せっかく元気であっても、短時間しか続きません。
元気を出しすぎると、その後どっと疲れが襲ってきます。
躁と鬱の状態が繰り返されることになる。
往々にして元気を出しすぎると、うるさくなります。
わあわあがやがや騒ぎすぎると、周りの迷惑になります。
かんかんと照りつける真夏の直射日光のように、熱くなりすぎてしまいます。
力の加減を誤ってしまうことも少なくありません。
周りが見えなくなったり、勢いやスピードを出しすぎてしまったりします。
場合によっては、自制心を失ってしまい、ミスや間違いを増やす可能性もあります。
良かれと思って元気を出しすぎると、後から代償を払うことになるのです。
元気を出すなら、適度が一番です。
目安は「7割前後」です。
人生は長丁場ですから、元気が長続きするようなコントロールが適切です。
車の運転では、アクセルだけでなくブレーキが大切であるように、元気を出すときも、アクセルだけでなくブレーキが大切です。
「元気を出しすぎているかな」と思ったら、少しブレーキを踏んで、勢いを調整するといいでしょう。
元気の制限速度を守りましょう。
そのほうが元気が安定して、長続きもします。