誰でも「自分らしさ」があります。
自分らしさは無意識に出てしまい、いつの間にか行動してしまいます。
あなたも今「自分らしいこと」で生活の大半を占めているでしょう。
自分らしい服を着て、自分らしい食事を食べているでしょう。
自分らしい仕事術が確立されていて、自分らしいストレス解消を楽しんでいるでしょう。
自分らしい趣味を楽しみ、自分らしい生き方をしているでしょう。
もちろん人生では、自分らしく生きることが大切です。
自分の人生の主役は、自分です。
自分の人生ですから、自分らしさを尊重する生き方をするのが正解です。
自分の好みに従えば、ストレスが小さくなってスムーズになります。
個性を伸ばして自分らしさを追求すれば、喜びが増え、納得できる人生が歩めます。
しかし、自分らしく生きるとき、注意したい落とし穴があります。
自分らしいことばかりしていると、行動にパターンが生まれ、固定化されます。
いつも同じ選択をして、同じパターンばかりになるでしょう。
いつも同じような服を着て、同じような食事をして、同じような生き方をしてしまいます。
刺激や変化がワンパターンになってしまいます。
ストレスこそ小さいものの、変化や刺激が乏しくなるため、頭が固くなったり成長スピードが遅くなったりするのです。
そこでおすすめしたいことがあります。
それは「自分らしくない行動」です。
週に1回くらいは、あえて自分らしくない行動をしてみましょう。
服を買うとき、たまには自分らしくない服を選んでみます。
レストランで注文するとき、たまには自分らしくないメニューを選んでみます。
仕事をするとき、たまには自分らしくないやり方で取り組んでみます。
失敗してもかまいません。
そもそも失敗を覚悟の上、あえて自分らしくない行動をしてみます。
少しくらい不快であっても「よし」としましょう。
ストレスを感じますが、心を大きくして、受け入れましょう。
自分らしくないことをすると、いつもとは違った行動パターンになるため、新しい経験をすることになるでしょう。
新しい変化が生まれ、新鮮な刺激を受けることになるでしょう。
違和感があって、もどかしく感じるかもしれませんが、ぜひそのストレスを楽しんでください。
その違和感こそ視野を広げ、人を成長させていくのです。
いつも自分らしくないことをするのは大変であっても、週に1回くらいならできるはずです。
もう少し変化を増やしたいなら、週に3回でもかまいません。
誰かに「やりなさい」と命令されると反感を覚えますが、自分の意思ならスムーズに取り組めるはずです。
自分らしくないことをするときは、できるだけ楽しむ気持ちを大切にしましょう。
「なんて自分らしくないことをしているのだろう」
客観的に自分を眺めると、面白い感じがして、受け入れやすくなります。
たまに自分らしくないことをするから、違和感も快感に変わり、面白く感じます。
自分らしくない行動をすると、意外な発見をすることが少なくありません。
経験もしたことがないのに、先入観だけで「ダメだ」「無理だ」「自分に合わない」と決めつけていることに気づけます。
自分らしくないはずなのに、実際に取り組んでみると、意外と相性がよいと気づくこともあるはずです。
自分らしくない行動が、あなたの可能性を広げるのです。
あなたの習慣に「週に1回は自分らしくないことをしてみる」を加えてみてください。
定期的に変化が生じる習慣を作っておけばいい。
変化に対する心構えと抵抗力ができるため、変化に強くなり、柔らかい頭を維持できるでしょう。
今までより面白い日常を体験できるようになります。