ゲームをするとき、いつも勝ってばかりではいけません。
相手より自分のほうが圧倒的に強ければ、毎回簡単に勝てます。
連続で勝てば、勝つほうは気持ちいいでしょう。
優越感に浸ることができ、ストレスもすかっと発散できます。
友人に自慢ができ、自分に自信がつき、楽しくて仕方ないでしょう。
夜のお酒もおいしくなるはずです。
しかし、負けるほうにとっては面白くありません。
負けてばかりでは、ストレスがたまり、いらいらするに違いありません。
「強いですね」とにこにこしていても、内心では「悔しい」とねたんでいることが多い。
いつも勝ってばかりでは、人間関係にひびが入ることもあります。
たまにはわざと負けることです。
わざと負けたとわからないように、できるだけ嫌みがなく、自然に負けましょう。
「しまった。うっかりしていた」
「今日はちょっと調子が悪いなあ」
適当な言い訳をして、たまには負けておくほうが、良い人間関係が保てます。
取引先とゴルフをするなら、わざと負けるのは、もはやマナーです。
わざとわずかの差を演じて、ぎりぎりのところで負ける。
これが、本当に仕事のできる人です。
こうやって、取引先との関係を保ち、うまく契約を取っていきます。
わざと負けるのも仕事なのです。