わからないことがたくさんあると、自分の愚かさに情けなくなります。
周りの人から「そんなことも知らないの。ばかだ」と言われることもあるでしょう。
しかし、わからないことがあるのは、恥ずかしいことではありません。
本当のことを言えば、わからないことを完全になくすのは、不可能です。
勉強をすればするほど、わからないことが増えるからです。
勉強すればするほど、世の中のことがわかるようになるため、知らないことが多いことに気づきます。
頭の中で考えられるスケールが広がると、相対的に、知らないことが増えてしまうのです。
わからないことがあっても、問題ありません。
大切なことは、わからないことを、考えることです。
わからないことを考えるときに、考える力が養われます。
「なんだろう」と好奇心がくすぐられ、頭がフル回転します。
わからないことがわかるようになると、快感が味わえます。
ひもがほどけたような気持ちよさです。
世の中の仕組みがわかり、人生がもっと楽しくなります。
わからないことが存在しているのは、落ち込むためではありません。
思考力を養ったり、快感を味わったりするためです。
これが、わからないことを考える意義です。
人間、考えることが大切なのです。